甦る輝き

「くっ…ぅ…!」

「タクト…」

「ツナシ君…」

「タクト君…」

四面楚歌―その言葉がまさしく当てはまる光景に、シルシを持たない彼等に為す術は無く、歯噛みして見守るしかできない。

「くそっ…結局俺達は利用されただけなのかよっ!」

「人間がサイバディに関わった事が、そもそも間違いだったんです…」

「―違う…」

バンカーの言葉をセクレタリーが静かに否定する。

「違うと、思う。もしかしたら、私達には早すぎたのかもしれないけど、サイバディは、私達が辿り着くべき未来の可能性の1つ…」

「ただ今回は彼等が、サイバディの間違った使い方をしただけ…そしてあのザメクが、間違ったサイバディであるだけ…」

―そう、言ってる…。

セクレタリーの言葉に、誰もが首を傾げる。

「言ってる…?誰が…」

「ダレトスが、私を求めてる…私も…」

セクレタリーの胸にシルシが光を放つ。
そしてそれを始めに他の者達の胸元にもシルシが現れる。

「…!」

なまえは思わず目を瞠る。

「失われたシルシが、蘇るのか…?」

スカーレットキスが呟く。
その胸元にも、セクレタリーや他の皆と同じ様にシルシが光を放っている。

「まだ、私達にも輝きは残っている様ね―」

「綺羅星!」

「「「綺羅星!」」」

「シルシが、戻った…?」

シルシが戻り、それぞれのサイバディとアプリボワゼしたベニオ達になまえは唖然と呟く。

―失われたシルシが戻るだと…?そんな話…。

「聞いた事が…」

なまえはほんの微かに驚いた様に目を開く。

―サイバディ、か…?

サイバディとアプリボワゼしたベニオ達はタクトに加勢し、他のサイバディを破壊していく。
彼等の援助で、孤軍奮闘していたタクトが徐々に形勢を持ち直す。

―彼等の想いに、応えたのか…。

「…彼らの中には、まだ“生命(いのち)の輝き”があったという事か」

なまえはふっ、と口端を吊り上げる。
それはこの状況を楽しんでいる様にも、自嘲している様にも見えた。


―彼等の様な、お前が求める“輝き”は、私の中にあるか?

マイアン。

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