イカ刺しサムの物語

「それで…?彼はどうなったんだっけ…ほら。魚の惑星に住んでる腕の良い漁師の…」

「あぁ…サムの話ね…」

気多の巫女はヘッドの方を向く。


「彼は結局少女と2人でまばゆい銀河の世界に旅立ったの…?」

「そうね…魚の惑星には銀河の世界に行ける船が1隻だけあったの。その船は王様が持っていた」

「王様の船か…良い船はただでは手に入らない…」

「…でも、ある日、王様が御触書を出したの。イカ大王を倒して、その青い血を持ってきた者には、何でも望みのものを与える、と」

「魚の惑星には、夜になると我がもの顔で暴れまわるイカの大王がいたの」

「食っても美味くないんだろうな…」

そう呟くと、カウチの上で身体を丸める。


「少年サムは銀河の世界に旅立つ船を手に入れる為にイカ大王と戦う決意をするの」


人生という冒険は続く。

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