イカ刺しサムの物語
「欲しい物があるなら躊躇うな!」
少女はそう言ったの。
「ついにイカ大王の居場所がわかったけれど、そこは1年中激しい嵐による危険な大しけに囲まれた海だから、流石のイカ刺しサムも船出をためらった」
「けれど、躊躇うサムを少女は叱った」
気多の巫女は鳥籠の中でバレリーナの様にくるくると回る。
「そうとも…本当に欲しい物があるならリスクを恐れちゃいけない。その少女、良い事言うねぇ…」
そう呟き、ヘッドは僅かに目を細める。
「イカ刺しサムは少女を海辺の小屋に残し、1人危険な海へと漕ぎだした」
人生という冒険は続く。
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