人妻女子高生の提案
「―ねぇ、タクト君」
「(キターッ!)」
黒板に英文を書いていた担任のヒトミは心の中で叫ぶ。
「中間テストも終わったっていうのに、私達、何か弾けてないわね」
タクトの隣の席のなまえも、ちらっと視線だけ後ろに向ける。
「昨夜ね、久しぶりに夫に電話してみたら、すぐ近くに女の気配がしたの。長い間放っておく私もいけないんだけど…」
「ねぇ、タクト君、ご存じかしら?人妻が浮気する理由の上位ランキングにはいつも浮気した夫への仕返しというのがあるんですって」
「私、それって何だか分る気がするの。分る様な気がする私は、もしかしたらそういうタイプなのかしら?」
「っ〜…」
「ねぇ、タクト君はどう思う?」
「そういう事だし―」
カナコは答えを聞かず立ち上がる。
「今日の放課後は船のプールで我が1組の親睦パーティを開きます。皆で弾けましょう!」
その言葉にうおぉぉ!と歓声が上がる。
「毎度ご苦労様」
なまえは脱力した様にノートに突っ伏すタクトに声をかける。
「笑い事じゃないよ〜…」
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