求めていたもの

「…頭取自ら出るか」


零時間が始まり、グラウクローネも球体の中から下を見下ろす。
地面から現れたポールは、互いを繋ぎ合わっせてタウバーンと頭取のべトレーダを囲み、ボクシングのリングの様になる。
タウバーンはべトレーダの強烈なパンチに、手も足も出せない。

「良いわ!凄く楽しい!」

「…」
―…楽しんでるわね。

「―さぁ、聞かせて!綺麗な男の子の悲鳴をっ!」

強烈なパンチを食らい宙を舞ったタウバーンは地面に倒れる。

「…」

勝利を確信した頭取の背後で、タウバーンが立ち上がる。

「この島のサイバディは、全て僕が破壊する!」

「そうこなくてはね!」

タウバーンのパイルはべトレーダの鉤爪を弾くと、もう片方の手をべトレーダの腹部に打ちこむ。
べトレーダはタウバーンの頭上に打ち飛ばされる。

「パイルクラッシャァァー!」

タウバーンの右腕のパイルは青白い光の竜巻を纏い、べトレーダを貫く。

「…頭取も負けた…これで、おとな銀行はサイバディの所有権は主張出来なくなったわね」

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