始まりの光

「アプリボワゼ」


少女が呟く。
それと同時に少女の背後の巨大な人形が光を放つ。

「彼の第1フェーズが時代を開く!始まりの剣―スターソード・ディアマン!」

モニターを通して見ていた科学ギルドのプロフェッサーシルバーが興奮気味に言う。
隣のプロフェッサーグリーンもシルバーや他の面々と同じくモニターに見入っている。

2人の背後の少し離れた場所から仮面の少女―グラウクローネもまた、モニターを見ていた。

「(4つの封印の1つ目が解かれる…)」

少女と対峙する男の掌に、まばゆい光を放つ剣が現れる。

「…」

始まる。

「さぁ、祭りの時間だ!」


男は躊躇なく光の剣を振り下ろす。
光の剣は巨大な人形を真っ二つに切り裂き、人形の仮面が割れ、消える。
それと同時にそれ以外の巨大な人形に金色の仮面が現れる。

「電気棺とサイバディのリンクを確認。成功です!」

「フェーズが1つ上がったな。この1歩は大きい」


「諸君!我がスターソードがついに気多の巫女の封印を破り我ら綺羅星十字団を第2フェーズへ導いた!」

ヘッドは声高らかに言う。

階下に出揃った仮面の者達から割れんばかりの歓声が上がる。


「―これで、サイバディを動かせる」

グラウクローネの呟きにグリーンも頷く。

「お前にも期待している。グラウクローネ」


グラウクローネは何も言わず、口端をあげる。

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