街の中で
L.「エルだかエロだか知らないけれど! 常識知らずのあんたが、一体私に何の様なの!」
「う、ううっ……。あ、あなた様は、その、アニィ様で間違いありませんか……?」
「……え」
「……? に、ニンフィアの、アニィ様でいらっしゃいますよね?」
「……」
「……アニィ様?」
「その名前……」
「はい」
「その名前、どこから訊いたの? 誰に教えられたの?」
「わ、ワタクシは、ゼルネアス様の使者でございます……! あなた様の事は、ゼルネアス様からお伺いしております、アニィ様」
「ゼルネアス様から……?」
「はい!」
「……本当に?」
「えっ……」
「本当に、ゼルネアス様の使者なの? 証明するものはあるの?」
「そ、そんな、証明など…」
「無いなら信用できないわ。帰って」
「で、でしたら、これを! 一目、見て頂けないでしょうか!」
「……? なぁに、これ。手紙?」
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