ランブルマリナ・ストリッパーズ
2.「ミツキちゃん!」
驚いたことに、その女の子は先に気付いた私よりも早くに声を掛けてくれた。
きらきらと輝く瞳が、眩しく感じる。
「ヒナちゃん!」
私もその声に応え、大きく手を降る。
何だか思ったよりも、声が出せなかった。
きっと、彼女に会えた喜びと驚きで強張ってしまった、私の喉のせいだ。
「ミツキちゃん、久しぶりだねぇ! 元気だった?」
「うん、元気だよ。そっちはどう?」
「みんな元気いっぱいだよー! こっちが疲れちゃうくらい!」
そう言って、彼女は満面の笑みを見せてくれた。
ああ、きっと、こんな明るくて楽しい子と毎日一緒にいるから、彼女の手持ちポケモン達はみんな元気でいられるんだ。
そんな考えが、頭をよぎった。
「陽くんはー? 今は、ボールの中にいるの?」
きょろきょろと、ヒナちゃんが辺りを見回す。
ううん。
違うよ、今はね、
「家出中なの、私。一人でポケモンセンターを出て来ちゃった」
そう応えて、目線を下へ向けた。
ああ、何だか、みっともないところを見せてしまったな…。
そんなことを考えていると、ヒナちゃんが、ぱん、と手を叩いてこう言った。
「一緒!」
「え?」
「私も、一緒! 喧嘩しちゃって、ポケセン一人で飛び出して来ちゃった!」
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