04
「……」
ここは?私は布団の上で寝かされていたようだ
暗い…もう外は夜のようだ
上体を起こしてあたりを見回すと扉の方に腰掛けている人影が見えた
「ひッ!」
ぎゃーす!お、おば、おばけ!?
「ん?起きたのかい?今、電気つけるね」
この声は典明くんか、びっくりした
もう驚かせないでよ!そうゆう類は苦手なんだから!
電気をつけて典明くんが近づいてくる
急な光に目が眩み、目をシパシパさせる
明るい!眩しい!典明くんも眩しい!
「気分はどうだい?無理をさせてしまったようだね、僕のせいだ、すまない」
「いえ!そんな!典明くんのせいじゃないです、私がまだちゃんとコントロールできなかっただけですから!全然お気になさらず!
えっと…今何時でしょうか?典明くんはずっとそこに?」
私はいったいどのくらい寝ていたのだろうか?
典明くんもいつからいてくれたのか気になる
「今は8時だよ、名前ちゃんが倒れてここに運んだのだけれど…操られていた時の記憶があるから、キミには今日たくさん負担をかけてしまったんじゃないかと…キズも治してくれたしね」
(あとは少し気になってしまったから…かな)
「ひゃ!長い時間待ってもらって申し訳ないです!その…ありがとう、ございます」
なんだか照れるな、ずっと待っていてくれたなんて
はッ!寝相悪くなかったかな!?
「おや?顔が赤いようだけど大丈夫?」
近い近い近い近い近いいい!
顔を見ないで!覗きこまないで!でもイケメン!心臓が飛び出ちゃう!
「だ…大丈夫です、これは多分布団が暑かったので…」
私は両手で顔を隠した
無理無理!直視できません!
「…(なんだこの反応は、、可愛いかもしれない) 」
もう少しこの反応を楽しもうかどうしようか考ていたら扉が開いた
「あ、承太郎」
「起きたようだから飯持ってきたぜ、食えそうか?」
「うん、お腹空いたかな、ありがとう」
承太郎がお盆をテーブルに置いたのでもそもそと布団から抜け出す
どれもすごく美味しそうだ
「いただきまーす」
手を合わせて箸をつかもうとすると
「1人で食べられそうかい?僕が食べさせてあげようか?」
と典明くんに先に箸を持たれた
「だだだ大丈夫です!1人で食べれます!」
「そう?」
そう言ってニコニコしながら箸を返してくれた
思わず即答してしまったがコレは典明くんにあーんしてもらうチャンスだったのでは…
…いや緊張しすぎて無理だできん
ん?承太郎、本体はそっぽ向いてるけどなんかスタプラが出現してこっちガン見してるよ
怖いんですけども
もぐもぐ食べていたが食べるのを見られるのって恥ずかしいよね、公開処刑だよね
さすがに耐えきれなくなった私は口を開いた
「あの皆さんはご飯食べられましたか?」
もう食べただろうけど、他に話題をみつけられない
「うん、僕もいただいたよ」
「名前もさっさと食べて風呂入って寝ろ」
お風呂!入りたい!
全部たいらげ、ごちそうさまでしたと言ってお膳を持って行こうとしたら僕が持って行くよと典明くんにとりあげられた
なんてジェントルマン!
そしてお待ちかねのお風呂
屋敷なだけあってお風呂も素晴らしいの
ふたりともありがとね!また明日!って言って別れた
さてゆっくり浸かろう
ー次の日の朝ー
「おーいホリィ…どこにいるんじゃ?わしのズボンを探してるんじゃが、あ!」
(聖子って呼ばなきゃ出てこないのかなァ?)
ジョセフは承太郎のズボンを片手にホリィを探していた
「今日こそはまじめに学校行くぜ」
シィーーン
(妙だな、いつもなら「承太郎、ハイ、いってらっしゃいのキスよ、チュッ♡」とくるはずなんだが…)
承太郎はホリィが出てこないことに違和感を感じていた
シーーン
「なんだか今日はやけに静かだな…」
ん?ホリィさんの声が聞こえない、ってまさか!
私はひとつ思いだしてこの広い屋敷のキッチンへと駆け出した
その頃アヴドゥルは扉の前の廊下に落ちているスプーンに気づき、ゆっくりとその扉の向こう側ん覗く
「ホリィさん!?すごい熱だ…病気か…?」
「ハァ、ハァ」
「!こ…これはまさかッ!し…失礼!」
アヴドゥルはホリィのシャツを下げ背中を見た
「ホリィさん!!」
名前が駆けつけた時、ホリィの背中にはイバラの様なスタンドが発現していた
「あぁ!やっぱり!スタンドが害になっているんです!私ちょっと治癒してみます!」
「名前、体調は大丈夫なのか?大丈夫であれば頼む」
「はい!」
治癒してみているが特に変化は見られない
これはケガや病気じゃないから効かないっていうの!?
とにかく必死に治癒を試みる
「ジョースターさん、JOJO…」
ジョセフと承太郎も到着しホリィを見た
「な…なんと…ホリィ…」
ドッガァァン
ジョセフら承太郎の胸ぐらを掴み壁へ叩きつけた
「わ、わしの…最も恐れていたことが…おこりよった…
あのおっとりした平和な性格の娘じゃ
DIOの魂からの呪縛に対しての抵抗力がないんじゃあないかと思っておった…」
「言え!対策を!」
承太郎もどこか真剣な表情でジョセフに聞いた
「DIOを見つけ出すことだ!DIOを殺してこの呪縛を解くのだ!しかしやつの居所はわからんのだ」
「やつはいつも闇に潜んでいる、闇がとこかさえわかれば」
ジョセフとアヴドゥルは一枚の写真を取り出し承太郎に見せる
「それを早く言え、ひょっとしたらその闇がどこか…わかるかもしれねぇ!」
ギュイイイン
承太郎のスタンドは写真を見つめDIOの背後の空間に何かを発見しスケッチする
「ハエだ!空間にハエがとんでいたのか!このハエは…エジプトに生息しているハエだ!」
アヴドゥルは図鑑を開きながら叫んだ
「しかもエジプトのアスワン付近と限定されたぞ!!」
「やはりエジプトか…いつ出発する?わたしも同行する」
「花京院」
「私も行きます」
典明くんに便乗して手をあげる
「同行するだと?なぜお前達が?」
「そこんとこだが…なぜ…どしたくなったのかはわたしにもよくわからないんだがね…おまえのおかげで目がさめた、ただそれだけさ」
「私は…行くあてのないいかにも怪しい私を皆さんは受け入れてくれて…あの優しいホリィさんがこんな状況なのに見過ごすなんてできません!」
「ふぅむ、敵に回ってもやっかいじゃしのう
名前ちゃんはDIOに狙われているし、同行した方が安全かもしれんのう」
「ありがとうございます!全力でお供しますッ!」
「そうと決まれば占い師のこのおれがスタンドの名前をつけてやろう」
まず承太郎がアヴドゥルのタロットカードから1枚ひく
「星のカード!君のスタンドは星の白金【スタープラチナ】!」
私のスタンドの名前は何になるのかなー?でもタロットカードはもう全員決まっているよね?
「さて名前のスタンドは何て言うのだ?これは占い師のカンだが君のスタンドはもう名前があるようだ」
えっ?アヴドゥルさんが決めてくれるんじゃないの?
うーんと悩んでいると頭の中にあの時の声が聞こえた
天照大御神
「あま、てらす、おお、みかみ…?アマテラス…」
「それが君のスタンドの名前か!いい名前だな!」
「天照大御神と言えば日本神話における太陽神だ、名前ちゃんが使っている八咫鏡・草薙剣・八尺瓊勾玉の三種の神器も天照大御神の神話に出てきていた」
「ほほう、名前ちゃんには神様がついてるのか、すごいのう」
典明くん物知り!さすが!
天照(あまてらす)と言えばあの神社も天照大御神を祀っていたような…
- 6 -
*前次#
ページ:
TOP