03
ー空条家ー
ピッキイイーン
「あ!今、承太郎ったら学校であたしのこと考えてる♡息子と心が通じ合った感覚があったわ♡」
「考えてねーよ」
「きゃあああああ!」
「あ、ホリィさん!ただいまです!」
「お、おかえりなさい
承太郎、学校はどうしたの?そ…それにその人は…?もしや死ん「気を失ってるだけだ、じじいは茶室か?」え、ええ、アヴドゥルさんといると思うわ」
ヌシヌシヌシ
承太郎はさっさと茶室へ歩いて行く
「ホリィさん!心配しなくても大丈夫ですよ!承太郎くんは心の優しい子ですから」
不安気な表情をしてるホリィさんにたまらず声をかけた
「おい!名前!何してる!迷うぞ」
「あ、うん」
承太郎くんの元まで駆け寄る
承太郎くんはホリィさんの方を見て
「今朝はあまり顔色よくねーぜ、元気か?」
「イエ〜イ♡ファイン!サンキュー!」
「フン」
私もホリィさんと見が合ってお互い笑ってピースで合図した
やっぱり承太郎くんは優しいね!
ってアレ?さっき名前呼ばれなかった!?!?
ぎゃー!
ー空条家茶室ー
「だめだなこりゃあ、手遅れじゃ、こいつはもう助からん
あと数日のうちに死ぬ」
畳に横になった典明くんを囲みジョセフさんが切り出す
「承太郎のせいではない、この男がなぜDIOに忠誠を誓いおまえを殺しに来たのか…理由がここにあるッ!」
バサッと典明くんの前髪をあげるとそこにはヒクヒクしている肉の芽が!キモイ!
「それはDIOの細胞からなる肉の芽!脳にうちこまれ、カリスマを呼び起こし、DIOに憧れ忠誠を誓う、恐ろしい細胞だ」
「そして脳はデリケートだ、取り出す時にこいつが動いたらキズをつけてしまう」
アヴドゥルさんとジョセフさんがそれぞれ説明する
私は思わず呟いた
「承太郎く…さん、なら典明くん救えるよ」
「そうか、任せな!おれのスタンドでひっこにいてやるッ!」
「承太郎ッ!」
「ジョセフさん!承太郎く…さんのスタンドは一瞬のうちに弾丸を掴むほど正確な動きとスピードがあるから大丈夫!何かあれば全力で私が守ります!」
「ううむ…」
ビュウゥ、ブスウ!
「いかん!」
「肉の芽が触手を出しJOJOを刺した!手を離せ!」
ボコボコボコ
触手が承太郎の手から身体に侵入していく
そんな中、典明くんが目を覚ました
「き…さ…ま」
「動くなよ花京院、しくじればテメーの脳は御陀仏だ」
「典明くん!じっとしてて!」
承太郎くんがいる反対側からぎゅっと典明くんの手を握った
肉の芽が取れたらすぐ治癒して、さっき治癒しなかったところも治してあげよう!うん!そうしよう!
そんなこと考えてる間にも肉の芽の触手はボコボコと承太郎くんの身体の中を侵入し顔まできていた
「さすがに危険だ!顔まではい上がって来たぞッ!手を放せJOJO!」
「待てアヴドゥル
わしの孫はなんて孫だ…体内に侵入されているというのに冷静そのもの…ふるえひとつ起こしておらんッ!スタンドも!」
ピシューッ
承太郎くんのスタンドが肉の芽を引き抜いた!
私はすぐ典明くんのキズの手当てにとりかかる
「うおおおお!!」
承太郎は自分に侵入していた触手を引き抜く
「波紋疾走【オーバードライヴ】!!」
ジョセフがすぐさま波紋で肉の芽を消す
結果を知っていてもハラハラするもんだね!
「ふ〜
典明くん、もう大丈夫だよ!無事で良かった!承太郎くん…あ、承太郎さんも」
「テメー、さっきからその呼び方はなんだ」
「あ、えっと…ですね…その
なんてお呼びしたら良いか悩んでまして…一応さん付けで呼んだ方が良いのかなと」
「花京院は典明くんって呼んでるじゃあねぇか」
あ…確かに
でも怖いからなんて言えないよ!
「うっとおしい、承太郎でいい」
そうぶっきらぼうに言うとスタスタと部屋を出て行こうとする
え?呼び捨てで良いってことですか?まじっすか!?え?え!
…少しは受け入れてくれたと思っていいのかなぁ?
そうだったら嬉しいな
「な?…なぜおまえは自分の命の危険を冒してまでわたしを助けた…?」
「さあな…そこんとこだがおれにもようわからん」
そう言って今度こそ承太郎は部屋を出ていく
…心の中で呼び捨てにするだけでも悶えるぅ
「名前ちゃん…だよね?キミもありがとう、すっかり元気になったよ」
こっちを振り向いて典明くんは微笑む
「いえいえ!元気になってなに…よ…り…」
あ…れ…?一気に眠気が…
「「「名前(ちゃん)!」」」
倒れそうになる私を典明くんが受け止めてくれた
あぁ能力を使いすぎたのかな?
てか典明くんに抱きかかえられるとゆう美味しい場面なのに身体がだるくて力が入らない
どうしたとかしっかりしろとか聞こえる気がするけどもう意識が飛びそうだ
力を振り絞って少し目を開けると、典明くんの顔がアップで
その向こうに承太郎が駆け寄ってくるのが見えたところで
私の意識は完全に暗闇に落ちた
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