06


「まずは腹ごしらえするか」
一行は飲食店へ入った

「さて飛行機でエジプトに行くのは不可能になった、陸路か…海路を通る道を選ぶしかない」
「わしは海路を提案する!マレーシア半島をまわってインド洋をつっきるいわば海のシルクロードを行くのだ」
「わたしもそれがいいと思う」
「僕もおふたりに従うよ」
「同じ」
「異議なーし」
わたしゃお腹空いたのだ!とりあえず注文しようよ!腹が減っては何も考えられん!



カチャ

隣に座っていた典明くんが茶ビンのフタをずらしたので思わずそちらを見る
ちなみに反対隣には承太郎が座ってますよ

「フフこれはお茶のおかわりをほしいのサインだよ、また人にお茶をそそいでもらった時は人差し指でトントンと2回テーブルを叩くのがありがとうのサインさ」
「典明くんって何でも知ってて凄いね!やっぱりいいとこのぼっちゃんなの?」
「ハハいいとこのぼっちゃんではないと思うけど家族で海外旅行はよく行ってたかな」
なんて典明くんは言ってるけど絶対お金持ちだ
元いた世界で海外旅行すら行ったことなければ周りの人が行ったなんて話も聞いたことがないぞ


「すみません、わたしはフランスから来た旅行者なんですが漢字が難しくてメニューが分からないので助けてほしいのですが」

ビクゥゥゥ!
急に話しかけられてびっくりした〜
ポルナレフさんか
何食べようか必死で忘れてたよ

「やかましい向こうは行け」
「おいおい承太郎…まあいいじゃあないか
わしゃ何度も香港は来とるからメニューぐらいの漢字はわかる
何を注文したい?エビとアヒルのフカのヒレとキノコの料理?」
「あ、ジョセフさん!漢字だったら日本人の私達の方が…って遅かったか」
行動はええな!


ドジャアーーン

オジイチャンゼンゼンチガウノキタヨ

「わはははははは
ま…いいじゃあないか、みんなで食べようわしの奢りだ、結構うまいぞ」
うんうまい
でもごめん、カエルの丸焼きだけは勘弁で


「手間暇かけてこさえてありますなぁ、ほらこの人参の形…星の形、なんか見覚えあるなぁ〜
そうそうわたしの知り合いが首すじにこれと同じ形のアザをもっていたな…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

待って待って!まだ全部食べてない!

「きさま!新手の…」
「ジョースターさん危ないッ!」
ジョセフ目掛けて敵のスタンドが攻撃する

「マジシャンズレッド!」
ゴアァ!

「おい名前、いつまで食べているんだどいてろ」
承太郎にひょいと持ち上げられて避難させられた
まだ日中だから大丈夫なのにー

「おれのスタンドは戦車のカードをもつ銀の戦車【シルバーチャリオッツ】!
そのテーブルに火時計を作った!火が12時を燃やすまでにきさまを殺す!!」
「恐るべき剣さばき見事なものだが相当うぬぼれがすぎないか?ああーっと」
「名ならしていただこう…わたしの名はジャン・ピエール・ポルナレフ」
「メルシーポークー(ありがとう)、自己紹介恐縮のいたり…ムッシュ・ポルナレフ、炎を自在に扱えるからこそマジシャンズレッドと呼ばれていることを忘れないでいただきたい」
「さすがは始まりを暗示し始まりである炎を操るマジシャンズレッド!しかしこのおれなら剣さばきがうぬぼれだと!?」
そういうとコインを空中に投げた
シルバーチャリオッツはひと突きでコイン5枚を貫きさらにコインとコインの間に火炎をも取り込んだ

そんな光景を見ながら1つだけ確保できた皿の中身を食べている、なかなかご飯が進むよポルナレフさん

「おれのスタンドの持つ暗示は侵略と勝利
アヴドゥル、おまえの炎の能力は広い場所の方が真価を発揮するだろう?そこを叩きのめすのがおれのスタンドにふさわしい勝利…
全員おもてへ出ろ!順番に切り裂いてやる!」






「なんだここは、タイガーバームガーデンか!?」
※タイガーバームガーデンとはギンギンの色彩で彫刻された不思議なら動物たちが建てられており、そのセンスと世界観は香港奇妙ゾーンナンバーワンである



なんだか慣れてきたのか、いい意味で緊張感なくなってきたなぁ
それこそ最初はこの世界にきて期待と不安と何度も言うけどイケメンと
なんてゆうか、ふわふわしてたけど
みんなの温かい言葉と死戦をくぐり抜けたからかこう心の壁が無くなるというか一皮むけたというか
出会って数日しか経ってないはずだけどもうずっと前から一緒にいた、多分そんな感じ
だからポルナレフさんに対しては最初から慣れなれしいかもしれない…
なんかごめんね!ポルナレフさん!別に嫌いじゃないからね!


「みんな何かに隠れろ、アヴドゥルのアレが出る…とばっちりでヤケドするといかん…」
「それじゃあ私バリア張りますね、範囲は広くないので私から離れないでください」
物陰に隠れながらバリアを展開する

「クロスファイヤー!ハリケーン!」
すごい熱風です、バリアなかったら溶けてます私

「無理してまた倒れるんじゃあないぜ」
「ん、大丈夫」
ぎゃーす!緊張感なくなってきたって言ったけど耳元で言われたら流石に心臓破裂するよ!


ドーン!
ボブシュウウゥゥ

「クロスファイヤーハリケーン恐るべき威力!」
「ひでーヤケドだ、こいつは死んだな」
「決着が着きました、さあ!エジプトへの旅を急ごうではないか」
「待って!まだ終わってないよ!」

ボン!ボン!ボン!
ドン
「やつのスタンドがバラバラに分解したぞ!?」
「しかも寝たままの姿勢で空へ飛んだッ!」

「ブラボー!おお…ブラボー!!」
「ピンピンしているぞ…火傷も軽症だ…何故だ…」
「シルバーチャリオッツは甲冑をまとっていてそのおかげで軽症で済んだだよ」

「おおプリティレディ、説明ありがとう
そして甲冑を脱ぎ捨てた分身軽になった!はたしてこのスピードについてこれるかな?」
プリティレディ!?誰!?何事!?

「なるほど…しかし逆にもう今は裸…プロテクターがないということは再びくらったら命はないということ」
「ごもっとも…だが無理だね、なぜなら君にとてもゾッとすることをお見せするからだ」

ズゥラララァ

「なんじゃ!?やつのスタンドが6…いや7体にも増えたぞーッ」
「フフフ…これはスタンドの残像群だ、君の感覚はこの動きについてこれないのだ…」


「ねぇ承太郎、あれスタプラで出来たりしないかな?スピードなら負けてないんじゃあない?」
「ぷッ」
典明くんが吹き出した
「変なこと言うんじゃあねぇ」
えー面白いと思ったのになぁ


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