09


「シブイねぇ…まったくおたくシブイぜ、確かにおれは船長じゃねー、本物の船長はすでに香港の海底で寝ぼけているぜ」
「それじゃあてめーは地獄の底で寝ぼけな!!」

ガシィッ
「うひゃ!?」

その時何かに身体を拘束された
「私のスタンドの名は暗青の月【ダークブルームーン】
ひとりひとり順番に始末してやろーと思ったがばれちまってはしょうがねぇなぁ、今からこのおねえちゃんと一緒に海に飛び込むぞ」
なんてこった!敵に捕まっているだと!?
くっ…私のシールドは範囲展開、すでに触れられていてはシールドの意味がない…

「当然てめーらは海中へ追って来ざるをえまい!まぁ追ってこなくてもこのおねえちゃんをDIOの元に連れていくだけ…どちらにせよおれのホームグラウンドの水中なら5対1でも相手できるぜククク…」
ピーンチ!どうしよう…とりあえずジタバタしてみよう

「なめんじゃあねーぞ、この空条承太郎がビビリあがると思うなよ」
「なめる…これは予言だよ!とくにスタープラチナは素早い動きをするんだってなぁ?おれのダークブルームーンも水中じゃあ素早いぜ…ひとつ比べっこしてみないか?フフフフ」
ダメだ、がっちりホールドされてビクともしないわ

「ついてきな海水たらふく飲んで死ぬ勇気があるならな」
敵の本体とスタンドは私ごと海に飛び込む

ドキュウーン
オラオラオラオラ
バガバギボッゴーォン
「ひえー目にも止まらぬ速さ」
海へ落ち切る前にスタプラが助けてくれました!いつもお世話になってます!







今助けてくれたスタプラもとい承太郎と見つめ合ってます
サービスタイムでしょうか?
「どうした?さっさとひっぱりあげてやらんのか?」
そう言うジョセフに対し承太郎は苦しそうだ

「ち、ちくしょう…引きずり込まれる…」
「ん?これは…フジツボだ!スタープラチナの腕から船腹へびっしりと繋がっているよー!」
私は叫んだ
「なんだって!?」
承太郎が引きずりこまれないようみんなが承太郎を支える
「やつはまだ闘う気だ…やつを殴った時くっつけやがった、どんどん増えおれのスタンドから力が抜けていく…」
「承太郎!治癒ではフジツボは消せないみたい…」
フジツボによるダメージは治癒できたがフジツボを消すことはできなかった
ってえええ!なんか私の服にまでついてるんですけどぉ!?

「承太郎!スタンドをひっこめろッ!」
とジョセフが踏ん張りながら言う
「それができねーから…ヌウウ、かきたくもねー汗をかいているんだぜ」

グワン
「あっ」
「承太郎!名前!」
耐えきれず私達は海へ落ちる

「名前ちゃん!JOJO!」
典明くんがスタンドを出す、が
「私にもフジツボついてるから典明くんまで引きずりこまれちゃうよ!」
掴もうとしてくれたのをシールドで防いで典明くんまで引きずり込まれるのを阻止する
「なんとかするから心配しないでねー!」








ボコォン
水面とぶつかる時、体勢を変えて承太郎が受けてくれた
こんな時でもそんな優しさに胸きゅん!
シールドを張ってたからそこまでの衝撃は無かったと思うけど

「よお〜こそ、よお〜こそ、ククックク」
「承太郎、大丈夫?あ、海中でもスタンド同士で会話できるよ」
「ああ大丈夫だ、名前は大丈夫か?」
「私は全然大丈夫!かばってくれてありがとう!」

「おいおいおたくら、この俺をなめとったらいかんぜよ…もういっぺんさっきのような生意気なセリフをたれてみィ!」
「なりてえ魚料理を言いな…刺身か?カマボコか?それともすり身か?てめーのスタンドを料理してやるからよ」
「強がった口聞いとるがよおにいちゃん、おたくらは今こんなことを考えている…こいつは一体どれくらいの時間を潜っていられるのか?自分より長く潜っていられるのだろうか?とねーッ」
空中で球状にシールドを張ったから空気があるけど、フジツボのせいで少しずつ力が吸い取られている…

「ククク!ヒヒヒ!答えてやろう…俺の潜水の自己ベストは6分12秒!この数字を聞いたぢけで意識が遠くなるだろう…そしてッ!なめた口を聞く前にてめーのスタンドをよおーくみてみろッ!そこのおねえちゃんの身体もな!」
スタプラと私の身体にはびっしりとフジツボが増殖していた
キモイ!

「その上、周りをよく見ろ!さっきからダークブルームーンが水中に渦の流れをつくっていることに…気がつかねぇーのか?さぁ、今こっちに来るなら痛い思いをしないで済むぞおねえちゃん!」
「誰が行くもんか!」
「ワハハハハ!それならそこの思いあがりの小僧と共に少し痛い目にあってもらおうかぁ!」





その頃、船の上では
「お…遅い!浮かんで来ないぞ!!」
「渦だ!巨大な渦ができてるんだ」
「名前も一緒だし大丈夫だと思うが…」
「いや、わからんぞ!承太郎より名前の身体は小さい…フジツボが全身を覆うのは名前の方が早いだろう…」
「助けに行かなければ!」
花京院がスタンドを出して海中に入ろうとすると何かがささった
「これは…ウロコだ…やつのスタンドのカッターのようなウロコ!」
「これじゃあ飛び込んでも皆殺しにされる可能性大じゃッ!」
「くそッ!無事を祈ることしかできないのか…」








「これは…やつのウロコ!」
「クククッ!そうだ、この無数のウロコにそのバリアは果たして耐えられるのかな?次におたくらが何を考えているかあててやろう!渦には一点だけ動かない部分がある…それは中心だ、ヤツのいる中心に飛び込めば攻撃できる…そう考えてるなぁ?
さっきのような自慢のパンチを俺に浴びさせられる自信があるなら向かってきな!フジツボに力を吸い取られろくすっぽ水もかけないスタンドで、この水中カッターより鋭い攻撃が繰り出せるっつーならよォー!」

船長!さっきからいちいちセリフが長いんだよ!
力を吸い取られてる状態だからかシールドに穴が空きはじめ海水が流れこんでくる
おしゃべり野郎はなんかずっと喋ってるけど、あっとゆう間にシールドの中が海水で満たされてしまった
ダイレクトなウロコの攻撃を避けるためシールドは解かないでいる


「おにいちゃんよォ〜、刺身にするとかぬかしてくれたよなあ〜?やっぱり口だけなのかなあ〜?」


ガクガクガク
「くっ…ごめん、そろそろ限界かもしれない」
力が入らない、シールドもあと数秒が限界だ
「おれが合図したらシールドを外せ、いくぞ…3、2、1、今だぜ!」
合図と同時にシールドを解除した

バガバゴン
「流星指刺【スターフィンガー】!!」
「なッ!」

ビュン
スカッ

スタプラの指が2本伸びてダークブルームーンの顔を真っ二つにスライスした

「やっぱりてめーだ、刺身になるのは」

「力を吸い取られていたのに…力を指の一点に溜めていた、そう考えてたな?」
「ちがうね!おれが考えてたのはてめーが小便ちびられたら水中だからキタネーなってことだけさおっさん」


やっつけたのね…さすが承太郎…
あ…もう自力で泳ぐことできないや
ああ辛い!息ができないってすごく苦しい!


ボフゥ
耐えきれず息を吐き出してしまった
ゆっくり海底へと沈んでいく


「名前」
名前を呼ばれて手をひかれる
そして唇に柔らかい感触のあと空気が入ってきた
承太郎…!
私はもらった空気を吐き出さないことに集中して承太郎に抱えられながら浮上した


プハ〜
「おお」
「名前ちゃん!JOJO!」
「やはりわしの孫と孫の見込んだ女性よ」

私は空気を胸いっぱいに吸って、まだうまく力が入らない腕を上げて手を振った


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