02
チュチュンチュン
ん〜いい朝だ
帰るとこも行く宛もないということで空条家にしばらく居候させていただけることになった
すんごい豪邸!お屋敷!日本庭園!
でも承太郎くん、なんとなくやさぐれちゃう気持ち分かるよ…広すぎるってのもなんか寂しいもんだね
って物思いにふけってる場合じゃあないッ!
私は学校に行かないけど、このあと承太郎くんの身に危険が迫るのだ!
助かてあげられることがあるなら手助けしたい
実は昨日で自分のスタンドの能力がなんとなく分かって試してみたいってのもあるんだけどね!
夜は試すことできなかったし
いそいそと準備をしてホリィさんに承太郎くんに学校見学させてもらいに行ってきますと言って、こっそり後をつけた
「おはようJOJO」
「おはようJOJO」
「おはようJOJO」
あいかわらずJOJOファンって多いなぁ
前いた世界でもとっても人気だったけど、実際怖いよ!?威圧感半端ないよ!?
「やかましいッゔっとおしいぞォ!」
「きゃー♡あたしに言ったのよ!」
「あたしよおー!」
あっ…もうそれすらも堪らないのね…
いや分かるけど…でも怖い!
根は優しい子だって知ってるけども!も!
承太郎くんって呼んでたけどやっぱ怖いから承太郎さんって呼ぼうかな…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
あ!あれは典明くん!
攻撃が来る!
私のスタンド、承太郎くんを守って!
と思ったが私のスタンドはあまり射程距離は長くないようで届かなかった
取り巻きがいて近づけないし!もうッ!
ズバッ
承太郎の左膝が切れた
「きゃあJOJOォー!!」
「た…大変よ!JOJOが石段から落ちたわ!」
「木の枝がクッションになって助かったんだわッ!」
承太郎は自分のスタンドで木の枝を掴み、それがクッションとなり大事には至らなかった
ス…
「君…左足を切ったようだが…このハンカチで応急手当てをするといい…大丈夫かい?」
「ああ…かすり傷だ」
典明くんはハンカチを渡して去って行く
ああああ私も駆けつけて治してあげたいいいい
「待て、ありがとうよ
見ない顔だが…うちの学校か?」
「花京院典明、昨日転校してきたばかりです
よろしく」
くっ
結局保健室まで来てしまった…
このまま私には何もできないのかな…
それだけは嫌だ!
「万年筆ですって!?これが!」
はっ!守らないと!!
バァァン!
緊張で震えてうまく息も出きないが思いっきりドアを開け、ベッドにいる生徒の所まで走る
ドックンドックン
心臓の音がやけにうるさく聞こえる
「それじゃあよくッ!見てッ…見なさいッ!!」
「シ、シー、ルド…!」
ガツンッ!
「はぁ…はぁ…間に合った…」
震えながらも間一髪、バリアで生徒を守ることができた
生徒達は悲鳴をあげながらバタバタと保健室を出ていった
「JOJOォ…あなたはまさか万年筆に見えるなんて…言わないわよねえーッ!」
女医の手が承太郎に向けて振り下ろされる
ガシィン!
「なんだ!この腕力ッ、女の力じゃあねえ!」
承太郎は女医の腕を止めたが相手の力が強く、顔に少しずつささっていく
「承太郎くん!その女医は花京院典明によってスタンドで操られているよ!さっきの石段で足を切ったのもその人の仕業だよ!」
必死に状況を説明して打開策を練る
「そのとおり…その女医にはわたしのスタンドがとりついて操っている…わたしのスタンドを攻撃することはその女医をキズつけることだぞJOJO」
「き…きさまッ、な…何者だ!?」
「わたしのスタンドの名は法皇の緑【ハイエロファント・グリーン】
わたしは人間だがあのお方に忠誠を誓った、だから!きさまを殺す!!」
メキメキメキメキメキメキ
万年筆がさらに顔にささっていく
ウオオオオオォォオオ
ドキューン!
ああ!承太郎くんのキッス!
くっ…し、刺激が強すぎる…
マキョマキョマキョマキョ
もんもんとしてる間に承太郎くんは女医の口からハイエロファントグリーンを取り出した
「この先生をキズつけはしねーさ!こうやって引きずり出してみれば、とりつくしか芸のなさそうなゲスなスタンドだぜ花京院!」
窓際に腰掛けてる典明くん素敵だよぉ!
操られてるとはいえ、やり方はなんかねちっこいけどね!
「これがてめーのスタンドか!緑色でスジがあってまるで光ったメロンだな!」
光ったメロン素敵!食べたい!
ってそうじゃなくて、承太郎くんが攻撃を受けるのは覚えてるんだけどどのタイミングだっけ??
かと言って花京院くんに仕掛けても操られてるだけだし、何より傷つけるとゆうのはとても怖い…
「くらえ、エメラルドスプラッシュ!!」
バシアアアアン!
ボコォン!
承太郎くんが飛ばされて、先生も血しぶきをあげてしまった!
血が流れているのは苦手だ…
誰も傷ついているところを見たくない
私は先に先生に手のひらをかざし、治癒する
すると手首に巻いてある勾玉が光る
意外と傷は深くなかった
治療を終えてすぐ立ち上がり承太郎くんの前に立ち典明くんを見る
「承太郎くんは安静にしてて私がなんとかする」
対して承太郎くんの傷は深い、治癒するのは少し時間がかかりそうだ
「名字名前だな?DIO様から連れてこいと命令を受けている、大人しくしていれば痛い思いをしないぞ?」
こ、怖いいい
こんなドンパチなんて前の世界ではテレビやアニメの中だけだったし、直接見ることなんて無いと思ってたから震える
痛いのとかイヤだ!
ガクガク
足が震える
でも…だからって何も出来ずに立ち尽くしてるなんてのはもっとイヤだッ!!
「怯えているならそこをどくのだ!」
私は剣で花京院くんを倒す想像をする…が
やっぱ切りつけるのはちょっと…何か違う武器に…例えば…
ハリセンとか
すると持っていた剣がハリセンに変化した
おおお!これならまだ抵抗感なく叩けそうだ!
…ダメージ与えれるのかな?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
とか考えてる間に承太郎くんが立ち上がって、私の前に立ち私を後ろにかばう
ときめいちゃう!
「この空条承太郎はいわゆる不良のレッテルをはられている…ケンカの相手を必要以上にブチのめし」
必要以上に!?恐ろしい!
「イバルだけで能無しなんで気合を入れてやった教師はもう2度と学校へ来ねえ」
まぁイバルだけの先生はイヤだよね
「料金以下のマズイめしを食わせるレストランには代金を払わねーなんてのはしょっちゅうよ」
うん、黒に近いグレーかな?
しょっちゅうだと確信犯の可能性も…いや、承太郎くんに限ってそんなことはないか
「だがこんなおれにも吐き気のする悪はわかる!悪とはてめー自身のためだけに弱者を利用しふみつけるやつのことだ!!」
やっぱりかっこいいです!承太郎様ぁぁ!
「ましてや女をーっ!法律にもみえねえしわからねえ…だからおれが裁く!」
ピシュッ!
承太郎は帽子を被り直す
「悪とは敗者のこと…正義とは勝者のこと…過程は問題じゃあない、敗けたやつが悪なのだ
とどめくらえ!エメラルドスプラッシュ!」
「それじゃあーやっぱりィ、てめーのことじゃあねーかァーッ!」
オラオラオラオラァ
バッゴォン
結局承太郎くんがやっつけてしまった
生オラオラ、迫力すごいね!
震えもどこかいっちゃったよ!
「承太郎く…あ、いや承太郎さん!き、傷直しますよ」
な、なんて呼んでいいのかわからねぇー!てかさっきまで必死だったから承太郎くんって呼んでたーッ!恐れ多いから呼ぶ時はさん付けにしておこう!
「さっきはふいをくらってちょいと胸を傷つけただけだ」
「ちょいとじゃないでしょ!ちゃんと直させてくださいッ!」
思わず腕を掴んで振り向かせて胸に手を当てて治癒を始める
「てめぇ…」
承太郎くんは驚いた様子だった
私だってやれば出来る子なのよ!
「さっきまでちょこまかと震えていたかと思えば…ふっ面白い
礼を言うぜ」
きゅん!!
死ぬ!きゅん死する!
「今日は学校をフケるぜ、こいつにはDIOについていろいろしゃべってもらわなくてはな…行くぞ」
そう言って承太郎は花京院典明を担いで歩き出す
私もその後を追って、こっそり典明くんの傷口を治癒する
だって痛そうだったし承太郎くんに言えば何か言われそうだもん
しかしこの保健室はこの状態で大丈夫なのだろうか?
全壊している保健室を尻目に私達は空条家へ向かった
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