NOTEBOOK

ジュンヒメ

2019.11.14

注がれるライト、色鮮やかなサイリウムの海。全てがステージの中心にいる自分達へ向けられていると思うと、高揚感を抑えられない。意外に思考は冷静で、客席へと視線を巡らせる、数多いる観客の中からただ一人の昔馴染みと視線が交わる。
嗚呼、その顔。親父さんの話をする度に浮かべていた表情。無意識かも知れないが、今は俺自身に向けている。思わず息を飲むと自然と口元に笑みが浮かんでいた。いつか、オレしか見えなくなるぐらい輝いてやりますから、目ぇ逸らさずに見てて下さいよぉ!