NOTEBOOK

かおしお

2019.11.14

そろそろ季節限定のチョコレートが並ぶ時期。コンビニに立ち寄った最中、案の定お菓子売り場で見つける。
「紫音、これこれ」
声に釣られて視線を巡らす紫音の瞳が、瞬く間にキラキラと輝く。
「メルティーキッスだぁ!」
店頭に並ぶ三種類の箱を見比べながら悩みに悩み、どれにするか厳選を終えた紫音を横目に、新しい種類を見つける。
「こっちは新商品かな」
「本当だ。えっと…、これお酒入ってるやつやね。美味しそうやけど…」
「じゃあ今の俺達には無理だね」
紫音が手に取っている品と違う物を薫は二つ手に取る。
「二十歳になったら一緒に食べよっか」