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岩本side
盗賊団3人を投獄したと報告を受けて、地下牢へと足を進める。
ついに、だ。
盗賊たちはかなり好戦的な目で俺を見ていた。
佐久間「...随分いい服着てるじゃん、照」
岩本「そっちこそ、可愛いの2人携えて。悪くなったね、佐久間」
向井「か、可愛いって言われた...」
目黒「そこじゃ無いでしょ」
向井「はっ、!さっくん、知り合い...なん?」
戸惑う2人を他所に、佐久間はニマーっと笑って牢に飛びついてきた。
佐久間「ひ〜かるぅ〜〜!!ひっさしぶりだね!背もめっちゃデカくなってんじゃん!!」
岩本「うるさいうるさい。そっちこそ、今はリンドールじゃ名の高い盗賊かよ。噂は聞いてるよ」
佐久間「マジか!嬉しーわ!」
岩本「あ、2人も。岩本照です。佐久間のトモダチ」
目黒「どうも」
向井「よろしゅう。...って、それで済むか!!?」
かなり表情豊かだな。
色々説明を求めているんだろうけど、何せ時間がない。ゆっくり再会も出来ないなんてやっぱりこの国はもうかつての国じゃ無いけれど、でも。
岩本「2人とも。話は逃げてから聞いて。今はとりあえずここを脱出して」
目黒「えっ、」
向井「出してくれんの!!?」
岩本「うん。ただ、お願いがあって。...佐久間」
佐久間「まっかせろ!!」
岩本「...ん。頼んだよ」
何が何だかわかっていないはずの2人も、俺と佐久間の様子を見て言いたい言葉を飲み込んだみたいだった。
それから、俺はもうひとつの牢屋に向かう。
岩本「...んじゃ、舘さん。あとは頼むわ」
宮舘「了解。」
2つの牢を開け、4人は駆け出す。
その後ろ姿を見送りながら、胸につけたロケットペンダントを強く握りしめた。
岩本「...リンドールは、必ず取り戻します」
かつて仕えていた我が姫君に。
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