クチナシズム 04



「(ほ、ホントに、き、気まずい!!(´u`;)そろそろ現実逃避も苦しくなって来たよ!!)」



時間が経つに連れて、##NAME1##の中で、何か会話をしなければならないのでは?と云う強迫概念に近い思いが強くなって行く。



「(どーしよーーーー!!!;;)」



横の窓の景色を眺めて居る様に見えるフリをしながら、赤尾先生を見ない様にと、内心、はらはら、冷(ヒ)や冷やと気が気でない様子で、冷や汗をダラダラと掻きまくる##NAME1##。



「(ギャー!赤信号!!)」


(アカオ)「クックック…」



早く此の空間から脱出したいのに、赤信号で車が止まり、時間ロスになってしまう。

信号1つでせっかちな…等と普段のマイペースな自分なら、そう思うだろうが、今はそんな悠長な事は言ってられない。

すると、いきなり赤尾先生が笑いを漏(モ)らした。其れについ、避けて居た視線を赤尾先生に移してしまう。



(アカオ)「本当に、人見知り屋さんですね。##NAME1##さんは」



声のトーンがガラリと変わり、優しく柔らかい声音になる。

そして其の声は何度も聞いた事が有り、人見知りの##NAME1##が、其の声を聞いただけでも無条件に安心できる2人の内の1人の物。(もぅ1人は勿論、一。)


赤尾先生が、ぐっ、と、頭に被って居たゴムマスクを抜き取る。ゴムマスクの下、其の素顔はやはり##NAME1##の良く見知った人物だった。

あぁ、やっぱり…と思うより早く、緊張でガチガチになって居た体の力が抜けて行き、リラックスをした様な状態になる。


表情も同様で、そんな心底安堵した##NAME1##を見たゴムマスクを外した赤尾…いや、高遠 遙一はクスリと笑い、視線を前方へと移して、赤から青へと変わった信号を見て、車を発進させる。



(タカトオ)「毎度の事ながら思うのですが、可笑しな人ですね。会ったばかりで疎々(ウトウト)しいが、無害な人と居るより、凶悪な殺人鬼と居た方が良いだなんて。」


「でも、知ってる。親しい人」



もぅ窓の外を眺めながら目を合わせない、会話を避ける必要がなくなった##NAME1##は、

シートへと肩を落とした背を預(アズ)け、高遠同様に前方を見ながら、人見知りの疎遠感が無くなった穏やかな口調で、返事を返し、会話へと応じる。



(タカトオ)「ですが、有害です。なんせ過去に数度、そして此れから起こり得(ウ)る事件にも、貴女(アナタ)を巻き込もうとして居るのですから」



申し訳無さも、後ろめたさも、暗さも、心苦しさも、心痛の至さも、詫びる事も、謝る事も、一寸の懺悔すらも無く、悪(ワル)びれずに、当然の事で有る様に高遠は言う。

『お前、何様のつもりだ!;(怒)』とツッコミの文句を本気で言っても過言では無さそうな程、太々しい高遠に、

##NAME1##は機嫌を損ねた様子も害した様子も無く、ううん…と、首を左右横に振って高遠の発言に否定を示し、返事を返す。




「全然有害じゃないよ。あんな出来事達は全然、害にならない。歩いてる途中でウッカリ、小石に躓(ツマヅ)いて、体制を、ほんの少し崩した程度の事だよ」


(タカトオ)「ほぅ?…あれだけ慌てふためき、泣いたりもして挙動不審振りを盛大に披露したのにですか?」


「あーーー;;其れは言わない御約束なんだよっ(///≧_≦;)」



折角、カッコ付けて言ったのに…と、眉を八の字の形にして、過去の失態を言われた事に恥ずかしそうに顔を赤らめ、俯(ウツム)く##NAME1##。



「…そんなに酷かったっけ?私」



そんなでもなかったと思うんだけど…と、弱々しく自信無さ気で弁解をする様に、抗議らしくない抗議をする##NAME1##に対し、



(タカトオ)「えぇ、見て居て笑いが零れるくらい愉快な程度には。」



人を驚かしたり、苛めたり、傷つけたり、罠へと陥(オトシ)れたりとする事を好む加虐性欲の性的嗜好が有るサディストの高遠は、

肯定するにも躊躇なんて遠慮は当然の様に皆無で、尚且つあっさりと、そして慰(ナグサ)めの言葉もフォローの言葉も必然の如くせずに、更に##NAME1##を辱(ハズカシ)め、苛める返答を容赦無く返す。



「あ゙ーーーーっ(/□\*;)」



見事、辱めを受けた##NAME1##は火が出そうな程、赤くなってしまった顔を両手で押さえ、喚き声を一声発する。

そして、其れを追う様に、高遠のクスクスッと言う笑い声が重なった。



「でも、高さん」


(タカトオ)「はい、何でしょう」


「どうして…正体を明かしてくれたの?」



れーちゃん(冷香)誘拐の時も、香港の時も、露西亜館の時も、他の時も、早々(ソウソウ)事件の舞台で、彼は正体をこうも早く、簡単に明かしてくれた時はなかった。

事件の終盤や最中が常で、こんな舞台に上がる前に…なんて言うのは初めてだ。(プライベートの時ならまだしも…)



(タカトオ)「余りにも##NAME1##さんが怯えて居て、少々気の毒に思えたからですよ」


「(¬Å¬)……………。」



ドSの高さんに限ってそんな訳有る筈が無い。

仮にそうであったとしてもだ…そんな心遣いのある事を言う優しい人が、人を事件に巻き込むなんて事を平然とするなんて、有り得ないだろう。無理が有り過ぎる。矛盾だよソレは。



(タカトオ)「…なんて言うのは嘘です。」


「(あぁ、通じた。)」



##NAME1##の白々しい視線と、無言での抗議が通じたのか、観念した高遠は素直に答える。



(タカトオ)「マジシャンはトリックを見破られたら、自ら幕を降ろすものですからね。君は私の正体を見破った。だからですよ」


「見破ったとか、そんな立派で確信的なモノじゃなかったんだけど;;ただ、そーっぽいなって思ったくらいで。」


(タカトオ)「では、今後の参考として、何故そう気付いたのか教えてくれますか?どうやら君は私の偽名を知って解く前から…あの塾で関わった時から気付いて居た様ですし」


「へ?偽名を解く??」


(タカトオ)「おや、やはり気付いてませんでしたか。赤尾一葉は魔術列車の際に使用した都津根毬夫と同じ原理なんですよ」


「? ? ? (?_?)」


(タカトオ)「一葉の文字を逆にして読んで見て下さい。」


「よう…いち……あっ(゚д゚)高さんの名前になった!」



一葉(イチヨウ)⇒前後逆に並び替えて⇒葉一(ヨウイチ)⇒漢字変換をして⇒遙一。…成程、都津根毬夫を並び替えてマリオネットとしたのと同じ原理だ。



(タカトオ)「では、赤尾をローマ字表記し、最初の【A】の前と最後の【O】の前に【T】を入れて、最後の【O】を伸ばして読んでみて下さい」


「ぇ?えっと……赤尾…あかお…A・K・A・OにTを…T・A・K・A・T・O…たかと…たかとー…たかとお…高遠!高さんの名字になったよ!+。゚(o゚д゚o)゚。+」



赤尾一葉の名前は確かに高遠遙一となった。其の事実を知った##NAME1##は驚き、感歎の表情を浮かべる。



(タカトオ)「簡単なクイズの様なものですよ」


「都津根毬夫は只、並び替えるだけだけど、赤尾一葉はちょびっと難易度高いね。名字の方が。……はーちゃんは気付いてるのかな?」


(タカトオ)「いや、金田一君達は気付いていないでしょう。村上君と七瀬さんも私の事をフルネームでは呼ばず、赤尾先生としか言ってませんでしたし、

金田一君の様子からしても、私が此の事件に関わって居る事は、##NAME1##さんを置いて行った事からも分かる様に、気付いては居る様ですが、誰かまでは分かって居ない筈です。」


「あー…確かに。はーちゃんも高さん絡みだって事には気付いてる様子だった…」


(タカトオ)「仮にもし、私が変装して潜り込んで居る、又は赤尾がそうであると分かって居たなら、明智警視あたりが私に尾行なりなんなり手を打って来る筈ですからね。

また、ワザとそう言った手段を取らずに泳がせるにしても、先程、申しました様に、そんな言動や素振り、不自然な動きは全くありませんでしたよ。あの事件の日から今までね。」


「…わぁおっ」



私じゃ、其処まで考えられないし、観察力もそんな無いわ。流石、はーちゃんとあーさんに並ぶ天才。そして脱獄の名人…と、高遠の推理に、流石!と感歎の声を上げる。



「でも、そっか…接触らしい接触はしてないし、赤尾って名字だけじゃ、はーちゃんも気付かないか…」


(タカトオ)「クスッ…金田一君も警察も、其処まで気が回って無いんですよ」


「?」


(タカトオ)「此の私が本格的に動き出したと云う、私を意識した危機感。そして此の事件はまだ始まったばかりだ。

得られる情報は極僅(ゴクワズ)かで特定する範囲は浅く幅広い。探偵諸君も警察も事件が難易度であれば有る程、事件が起き続けて行かなければ情報を得られない、範囲を絞(シボ)れない。」



確かに…難しいトリック等を用いた事件程、其れを解くのには時間が掛かる。

ましてや其れにプラスして連続殺人が起きたパターンなんか、何時も犯人の計画が半分以上進んだ所か、最後まで終わって計画が完遂された後に事件解決と云うのが常だ。

はーちゃんとあーさんの場合でも、其れが実状だ。必死に手掛かりや謎解きを考えて居る時間より、犯人が犯行を遂げて行く時間の方が早い。


其れも其の筈だ。元々スタートする時間が違うのだ。同時のスタートなんて物はない。犯人の方が最初に走って行くのだ。(だから事件と云う物が起こる)

考えたトリックで犯行を実行する。準備万端で、止まる必要なんかなく、そのまま突っ走って行けばいいのだ。


しかし、其れを突き止め、追う側は違う。スタート地点に立つのは、犯人の犯行に気付いた時、そして犯人の様に突っ走っては行けない。

犯人の辿ったルートや手掛かりを、彼方此方(アチコチ)探して見つけなければならない。落とした物を探す様に。


だからどうしたって双方の間には大幅なタイム・ラグが出来てしまう。

追う側は不平等に、不条理にも大きなハンディキャップの様な物を強要されてる様なモノだ。難事件を解決するとはそう言う事なのだ。半分以上の犠牲は、犯人の思惑通りは、仕方の無い事。











(タカトオ)「私に対する大きな危機感と、此れから何が起こるのかと云う底の知れない不安感、情報の少なさに対する焦燥感…

そんな気持ちに囚われてばかりで、辺りに注意深く意識が回らず、実際には見えて居ない…観察・思考・推理の域まで及んで居ない状態。

まぁ、分かり易く言えば、何も見えず、分からず状態の暗闇で緊迫しながら突っ立って、周りをキョロキョロとただ見回して居る様子と言った所でしょうね。」



犯人を突き止め、捕まえる追跡側に不利で、犯行を行って罪から逃げる逃走側に有利。

しかも今回は其の不条理なハンディキャップにプラスして、ラスボスの様に逃走側の背後に大きく君臨する【地獄の傀儡師】と言う存在。

そんな状況では、空恐ろしい思いに駆られたり、戦々恐々となってしまうのは仕方のない事と言うより、もはや至極当然の自然な心理と言っても過言ではない。

其の逃走側のバックアップの存在を良く知る追跡側にとって、其の存在は、巨大なプレッシャー、脅威となる。此れ以上にハンデに相応しい物は無いと言わんばかりな程に。


だからこそ、##NAME1##は、何時も感歎せずには居られない。(其の不利な状況を悉(コトゴト)く打破して行く兄達を。)

称賛せずには、誇らしく思わずには居られない。(凛々しくカッコイイ、其の真っ直ぐな姿を。)



でも、だからこそ……



心配せずには、危惧(キグ)せずには居られない。

首を突っ込んだせいで致命的な大怪我を負ったり、さーちゃん1号みたいに殺されたりして、命を落としたりしないかと。


疑問に思わずには居られない。

何故、知的好奇心や、使命感なんて言う、陳腐なモノで殺人事件の解決に、其の身を投じるのか。



私には、出来ない。自ら其処に飛び込むなんて事…。だって、そんなのは厄介で怖いものにしか見えないから。



知的好奇心…何て、別に他の物でも満たせるじゃないか。殺人事件じゃなきゃヤダって拘(コダワ)りが有ったとしても、何も現実に起こった物じゃなくたって良いじゃないか。

ドラマだって、アニメだって、漫画だって、小説だって…そう、自らを安全圏に置いてやれば良いじゃないか。

謎を解かなければと云う使命感だって、そんなの自分の命に比べれば、ちっぽけな物だ。全然、大した物じゃない。命あっての使命感なのだから。そぅ、使命感あっての命では無いのだ。


こんな広い世の中なのだ、使命感なんて幾らでも見つけられる。

其れなのに此の使命感しかないんだ!何て言って、其の1つに縋(スガ)ってる奴は、視野が狭い、見るのが、気付くのが、見つけるのが下手なだけだ。

其れか、自分の長所に、其の出来ると言う使命感に心酔して居て、囚われて居て、其れを失うのが怖くて、故に捨てられず、他のを探そうとも見ようともしない人だけだ。

と云うか、そもそも使命感なんてモノ、無くたって、人は生きて行ける。


例え、現実の現状的に犯人を突き止める人が必要なのだとしても、(知能が高く、感情の強い生き物で有る人間は、欲にまみれた罪を犯してしまうから…)其の役目は警察の役目だ。

だから、だから、だから!!…はーちゃんがやる事ないじゃないか。あぁ、そうだ、今までの疑問に対する文句は、此れを言いたかったからだ。(回り諄(クド)ったらしかったね、スンマソン;)


はーちゃんが、私の御気楽さを心配し、私の軽率な行動を危惧するのと同じ様に、私もはーちゃんの行動を危惧しているのだ。心配なのだ。

危ない事に首を突っ込まないで欲しい。自分の命を危険に晒す様な真似はしないで欲しい。



「怖く…ないのかな?」



以前に、1度だけ聞いた事が有ったっけ…はーちゃんに。勿論、答えは私が納得出来ないモノで、上記に記した様に『俺がしなくちゃならないだ』なんて、使命感が理由だったケド。

使命感や、オジーチャン譲りの血が突き動かすなんて、答えとしては不十分過ぎるし、そんなモノは簡単に抑えられるでしょ?だから全然、納得出来なかった。

ねぇ、はーちゃん…。もっと納得出来る答えをちょーだい?いつも犯人を追い詰める推理力と同じ程に、反論の余地も無い位に、抗議する隙を与えない位に、完璧な答えを。



(タカトオ)「では、何故、##NAME1##さんは平気なんですか?」


「へ?」



##NAME1##の呟きを聞いた高遠が、何に対しての呟きなのか、まるで分かってるかの様に、其の呟きを拾い、其れを言葉…会話のキャッチボールとして、##NAME1##に投げ返す様に問い掛ける。



(タカトオ)「数々の殺人事件に遭遇しても、君は何時も平然として居る。兄の金田一君がピンチに陥(オチイ)れば何の躊躇(タメラ)いも無く身代りとなり、自らを危険に晒す。」


「そ、れは…」



其れは、私が能天気な御気楽者だからか?(…じゃぁ、さっきあれ程、事件の危険さに、命について語った私は何だ。)

はーちゃんが、事件を解決してくれるから。(…でも、だからって其れが自分の命の保証になる訳ではない。)

はーちゃんが大事だから。(…だからって自分の身を危険に晒す行為を犯す必要が何処に有ると云うのか…。)



(タカトオ)「そして、連続殺人者で有り、今も尚、人を教唆し続けては罪を犯させ、失敗した人形には【死の制裁】として平然と殺しを行う私が傍(カタワ)らに居ると言うのに、何故平気なんです?」



其れは、私が高さんに懐いて居るから。好いて居るから。(…一体其れが何だと云うのか。何の役に立つと云うのか。何の命の保証になると云うのか。)

高さんにとって、使える駒だから?(…別に私が居なくても何も困らない。何の支障も出はしないだろう。)



…あぁ、そうだ。

私が殺されない理由は、現状は、何1つとして存在しない。



代わりに殺す理由は幾らでも付けられる。いや、具体的な理由なんて要らない。邪魔だ。と云うお手軽な気分的な感じの理由だけで充分だ。

彼は、殺人者。軽々と人の命を奪い、人を陥れ人生を狂わす冷酷な凶悪殺人者だ。私を殺す可能性が有る人、高い人。

なのに何故私は彼に気を許して居るのだろう?恋情なんて、自分の命に比べれば…。そう使命感の論の同じだ。失恋しても、恋愛がなくても人は平気だ。


先程、心で一に問い掛けた問いが、自分に全て跳(ハ)ね返って来る。


事件に首を突っ込む、犯罪者や殺人者と首を付き合わせる。一緒に居る。其の圧倒的に恐ろしい事実に対して、私達は無自覚過ぎなのだろうか?

それとも、自分は平気だと、有りもしない根拠もない、人が良く勝手に思い込んで居る愚かな命知らずの虚構の自信からなのだろうか?


分からない、分からない、分からない。はーちゃんはどーして…。私はどーして…。全然分からない。

ううん、それ以前に何故、私は…こんな途方もない事を…ううん、私らしくない事を考えているのだろう?

こんな深く真剣に悩むのは、私じゃないだろう?だって何時もの私は、こんな事考えない。考え何て考え無しで、何処吹く風の上の空で、軽薄な浮つき具合で…あれ?どーした私。

明らかに変だ、こんな沈んだ悲しい捻くれたモノローグ(訳:独白)を展開するなんて…。どーにも調子が奇怪しいぞ今日の思考回路や気分が…。



「ゔ〜〜〜〜…駄目だ。考え過ぎて頭痛い;オーバーヒートしちゃってる;;(´Д`|||) ドヨーン」



悩み過ぎか考え過ぎか、普段あまり使わない脳ミソを酷使したせいか、頭痛がしてきて、重たくなった頭を両手で押さえ抱えながら、ガクリと項垂(ウナダ)れる。



(タカトオ)「おやおや、クスクスクス」


「ゔーーーーー…」


(タカトオ)「少し、仮眠を取ってはどうですか?目的地に着くにも、まだ時間はありますし、向こうに着いてからは当分は寝れませんから。ナルコレプシーの貴女にはキツイでしょう?」


「…うん、じゃぁ、お言葉に甘えて。」



高遠にそう勧められて、何時も通りの自分になる為に、そして合宿先であまり迷惑を掛けない為にも、仮眠を取る事にした。


瞼が段々、重くなって、閉じて行くのに比例して、眠りの淵へと意識が落ちて行く中で、『此の侭(ママ)、眠りについて、殺されない保証はないぞ。』と危機感を纏った声が聞こえた。

其れに対して、『起きて居ても寝て居ても、どちらも変わらない。彼は私ぐらい簡単に殺せるのだ。』と嫌に落ち着いて平然とした無機質な声が返事を返した。

そんな、脳内で響いて聞こえた其の2つの相反する自身の声に、私はまた、自分らしくない事を考え、好き勝手ほざく、鬱陶しい頭を何時も通りに戻そうと、眠る事に懸念した。







 ―― ★ ――







(タカトオ)「##NAME1##さん、##NAME1##さん」


「ん゙ーーー…Zz(ρω-)oο゚…着いたー??」


(タカトオ)「いえ、まだなんですが、時間もある事ですし、此処で昼食を済ませてしまおうかと思いましてね。」



目を擦るのをやめ、目を開けて正面のフロントガラスやサイドガラスから外を見回せば、どうやら何処かのサービスエリアに駐車した様だ。

合宿所に着くのは午後で、バスで行った人達は此処では無いパーキングエリアで昼食やトイレ休憩を取る事になって居るらしい。


ので、私達も昼食を取っておかなければ、昼食を食いっ逸(パグ)れた状態で授業を受けなければ、ならなくなるらしい。

授業中に、お腹が鳴るのは勘弁願いたい。誰かに聞かれたら恥ずかしいもの。

そんな訳で、車から降りて、サービスエリアに設けられて居る飲食店で2人は昼食を取る事にした。


…勿論、高さんの奢りで。(いや、自分で出そうとしたんだけど、今月は、はーちゃんと調子乗り過ぎて、ちょっと(いや、かなり)厳しいんだ。)

高さんに其の事を言ったら、苦笑されて、『遊び過ぎも程々にした方が良いですよ』と言われた。…面目無(メンボクナ)い(_ _;)

もぅちょっと自重しよう。努力しよう。…其れが結果として伴ってくれるかは分からないけど!(←イコール、自粛出来る望みは薄いって事)



(タカトオ)「ですが、そもそも##NAME1##さんに出させるつもりは、ありませんでしたがね。」


「え?」


(タカトオ)「君を連れて来たのは私なんですから、此処は私が持つ、と云うのが当然の事でしょう?」


「(…高さんのそんな礼儀正しい素敵な紳士さに乾杯!…じゃなかった、感謝!!☆*゚*(感´∀`激)*゚*★)」



注文した品(シナ)を持って、席へと着いて、食べ始める。二、三口、口へ運び、咀嚼した所で、高さんに話し掛けられる。



(タカトオ)「先程の会話の続きなんですが、」



其の言葉で、頭に浮かんだのは、『何故平気なんです?』という問い掛け。

あ、困った。答えなんて考えてなかった。







And that's all・・・?
(それでおしまい・・・?)




××ATOGAKI××
(懺悔と言う名の白状場)



あぁ、今回は矛盾事が多かった。しかも犯罪についての所とか、独断と偏見100%だし。調べたりとかしなかったしね!(爆)

あぁあぁあ〜…頭痛い。書いてるこっちが混乱してたもん。…執筆者は、混乱している!(←ゲームのpkmn風に言って見る…うん、似てないw)




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解せぬ花