日和見感染 (発案者)
事のきっかけは、たった1人の漂流者だった。
この島の海辺に、打ち上げられた独り身の漂流者。
海難にでも遭ったのか、其の漂流者を見付けた人達は、漂流者を助け、介抱した。
そして、其の漂流者がこの島に流れ着き、居座る様になってから少し経つ頃、島の子供達に異変が起こった。
見知らぬ遊び、見知らぬ歌を興じる様になったのだ。
しかも、それだけじゃない。珍妙な絵や文字も書ける様になって行った。
大人達が不思議がって子供達に聞くと、漂流者の故郷の物なのだと言う。
漂流者…彼女は実に珍妙だった。(外見といい内面といい…全体的に。)
畑仕事等の力仕事は勿論の事、女の癖に裁縫や家事等の家庭的な事が、てんでと言っていい程、出来なかった。
更に、幼子同然の様な軟弱な体力の彼女は、此の島の人々に、更に輪を掛けたかの様な…驚く位にお人好しだった。
この国は、日ノ本の本島から引き離された様な閉鎖的な島だが、この島の人々は大らかだ。異質なモノをあまり厭わない寛容さ。世話好きと云う面も多々ある。
見知らぬ少女に、空き家を与えたり、仕事をやってみないかと誘ってみたり、多く作り過ぎてしまったからと嘘を付いてまで数少ない食料を分けたりと、親しく世話を焼く。
そんな島人達よりお人好しなのだから、それはそれは相当なモノだった。
普通の事が、日常生活に措いての当たり前の事が出来ない、知らない、無知過ぎる彼女。
だと言うのに、此の島の誰よりも、博学多識であろうと、誰から見ても明らかに分かる、誰も知らない知識の数々を所有して居る彼女。
其の奇妙な彼女が、此の島の国主に目を掛けられるのは、至極当然の流れでの、必然事であった…―――。
彼女は謂わば、発案者。
And that's all…?
(それでおしまい…?)
××ATOGAKI××
(懺悔と言う名の白状場)
頭の中では大体の構想が決まって居ると云うのに、上手く書けずに迷走する罠←
思ったより手強い相手(執筆作品)になりそうである(^ω^;)
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解せぬ花