水浅葱色に還る理 02
彼は、本能だと言う。
「」
喰いも殺しもせずに側に置く。
其れは何故か?
愚問だと、俺は嗤う。
人と破面の間に出来たガキ、其れが##NAME1##だ。
一言で言って、コイツはバカだ。
##NAME1##には、仮面も孔も無い。
見た目、人間となんら変わり無いが、実力は従属官の中で最強。
あのアヨンを1人で倒せる位で、従属官としての実力は申し分無い。
その上、忠誠心も厚く、聡い部分も有るには有る。
文句無しと言いたい所だが、非常に残念な事に、大バカ野郎だ。(救い難い程に。)
最近じゃぁ、其のバカを極めちまったのか、折角の力を全てパーにしちまいやがった。
バカだ大バカだとは分かって居たが、流石に此処まで逝っちまうとは思いもしなかった。
其れでも、コイツを手放す気には、さらさらならねぇ。
「あ…そう言えば、肝心のグリムの願い、叶えてなかった。御免!(>人<;)」
(グリムジョー)「あ゙ァ?願いだと?」
此のバカは、いきなり過ぎるんだよ。毎回、毎回。
「うん。私の≪流れ星(メテオーロ)≫は、もぅ無いケド…」
んな落ち込んだ面で言う位なら、初めから使わなきゃ良かっただろうが。
あんな仏頂面と狐野郎如きに…だからテメーはバカなんだよ。
「でもねっ、何かねっ、グリムの願いなら、叶えてあげられる気がする。ううん、絶対叶えてみせる。」
当たり前の事を言わせようとしてんじゃねぇ。
叶えるだと?笑わせんな。ただテメーは、不安なだけだろーが。
「そしたら、きっと、私は私を、グリムは私を…信じられるよ。だから言って下さい。お願いします。」
ほら見ろ。
しかも俺のを叶える所か、テメーが願ってんじゃねーか、やっぱバカだテメーは。
「言えば満足すんのかテメーは」
「うん。」
「言えば守れんのかテメーは」
「うん。」
コイツは本当に救い様がねぇ…。
「…もぅ、俺の側を離れるんじゃねぇ。」
彼方此方ふらふらすんな。
俺の所以外の場所に、出向くんじゃねぇ。
「うん、任せて☆彡」
そうヘラヘラと答えながら笑って、そして、俺の頬に口付けを贈ってきやがった。
側に置く事に、理由や理屈は、不必要。
And that's all・・・?
(それでおしまい・・・?)
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解せぬ花