ソロモン・グランディ。
Solomon Grundy,
1人と3人と4人
合計で、8人の1週間の物語。
月曜日に 誕生。
Born on a Monday,
“錬金術”のある世界に彼らが来た日。
何やかんや、大変だった。あたしが来た時よりも、凄く大変だった。
どうやら、彼等の常識は、此の世界よりも、あたしの世界よりも小さくて狭そうだ。
火曜日に 洗礼。
Christened on Tuesday,
それでも、適応能力と逞しさは私の世界以上だろう。
エドワードとエレンは喧嘩の後、男の友情を築いた。
早くもボス猿が2匹…(笑)。
アルフォンスとアルミンはアルアル同士、すぐに、ほんわか仲良し。
嬉しくもオアシスが2倍…vV。
ウィンリィとミカサは、しっかり者同士で互いに折り合いがついて居る。
絶妙に息がピッタリで、ボス猿も年上のあたしも頭が上がらないw
あたしと同い年のリヴァイはあたしを見張りつつ、だらしないあたしの保護者に成りつつあります。
将来、良い家事夫になるよ、リヴァイ。稼ぎ夫でも問題無いと思うけど(苦笑)
水曜日に 結婚。
Married on Wednesday,
夜遅くまで、エドとアルと錬金術の勉強。
其の侭、寝てしまって、朝、リヴァイに、寝汚いと怒られる。
子供達は学校に、私とリヴァイは勉強で散らかった部屋を片付け。
(リヴァイの綺麗好きは、ぱないのである;;)
それから、農家の手伝い等の仕事に出向く。
(タダ飯喰らいのヒモは勘弁でござる!)
夕飯時には、ロックベル家で夕飯を御馳走になる。
其の時の賑やかさと言ったら、カラオケパーティーに匹敵する。
木曜日に 発病。
Took ill on Thursday,
ホームシックが発病。
あたしにも伝染。
しょげてしまっていると、すかさずリヴァイが叱咤。
其れが激励だと気付いた後、思わずお礼と一緒にハグ!
チビ達も其れに続いた。それでもリヴァイは無言でバランスを崩さず仁王立ちの侭。
傍から見たら面白い光景だっただろう。だってピナコばっちゃんが笑ってた。
其れが皆にも伝染。皆、笑顔で笑った。(リヴァイ以外)
金曜日に 危篤。
Worse on Friday,
エレン、アルミンは“外の世界”
まぁ、所謂、自分の国?に無い物に強い関心を持って居た。
氷河や火山や砂漠…等々。良く話をせがまれた。
さり気無く、リヴァイやミカサも聞き耳を立ててた。
三者三様と言うのだろうか?色々な世界の話は色々な感情が湧き出る。
あたし達は、其々の在るべき場所に帰れるのだろうか?
ほんの少し、焦燥に駆られた。
土曜日に 死亡。
Died on Saturday,
朝、エドとアルと一緒に寝坊した。3人して大遅刻だ(汗)
リヴァイ達は、いい加減、呆れて怒って、先に行ってしまったのだろうか?
しかし、何所を探しても4人は見つからなかった……。
日曜日は 埋葬。
Buried on Sunday.
ウィンリィは泣いた。
あたし達も浮かない、寂しげな顔。
突然現れて、突然消えてしまった。
お別れ会所か、挨拶も出来ない侭。
無事に、帰れたのだろうか?彼等の世界に。
他の世界に迷う事無く、彼等の家に戻れてたら、良いな…。
ソレで おしまい。
This is the end
その日、皆でロックベル家に泊まった。
チビ達3人が、引っ付いて来て、寝苦しい;;
##NAME1##も帰れると良いと言ってたくせに、帰るなって矛盾してるぞ、君達。
勘弁してくれ、板挟みのサンドイッチ状態は苦手なんだ。
後から来て、先に帰った薄情者共を、少しだけ恨めしく思った。(苦笑)
ソロモン・グランディ。
Of Solomon Grundy.
彼等は2度と現れなかった。
あたしはと言うと、まだ帰れて居ない。
ふと、マザーグースを1つ思い出した。
そうして、気付いた…。
本当に可哀想なのは、逝った方ではなく、残された花嫁の方だと。
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本当に?
And that's all…?
(それでおしまい…?)