よっつ


ある時、僕が仕事をこなしているときめるがクロロとイルミと会っているのにムカついていることに気がついた。

最初は1人でいさせるのも心配だからと自分があずけていたのにだ。

よくよく考えると嫉妬だと気づいた。

それからはめるを獣化させ頭にのせて仕事にも連れていくようになった。
最初こそ殺戮現場にびっくりしていたけれど、あんまりめるは僕に何も言わなかった。

ただマチにあんまり束縛すると嫌われるよと言われたから、自由な時間も作ってあげた。

めるは僕が育てたにしてはまっすぐに育ち、良い子に育った。

いつしか僕はめるが大好きで、大好きでたまらなくなった。
閉じ込めておきたいと思ったこともあるが、自由気ままで呑気なめるが好きだった。
彼女には嫌われたくないと人間らしく、思った。
恋をすると人はこんなに愚かになるのかと思ったがめるがそうさせているなら悪くないと思った。

マチやクロロ、イルミにまで筒抜けで気持ち悪い目で見られていたけど僕はめるが好きでたまらなかったから気にしなかった。