ふたつ
1週間くらい前にヒソカが「める、ハンター試験行くよ♡」なんて言ってきた。
なんでもハンターという資格がとれる資格試験だそうだった。
ヒソカはそういうの興味なさそうだったからいがいに思って「なんで?」って思わず聞いたら「青い果実さがしさっ♤」ていってて納得。
私にはわからないヒソカの趣味だった。
「私も行くの?」って聞いたら「行かなきゃもしかしたら1ヶ月離れ離れだよ♡めると離れるの嫌だから受けてくれるよね?♢」って言われたから行くしかなくなった。
私はヒソカが大好きだから。
資格はもってて悪いものじゃないだろうし。
聞いてきた割にはエントリーは既にすませていたみたいではいって受験票をわたされた。
*
マチに久しぶりに会いに行って試験にいくこと伝えたら応援してくれた。
たわいもない話をしていると、マチが「そういえばめる、あんたヒソカとどうなの」って突然聞かれたから飲んでたタピオカミルクティー口からこぼした。
マチはハンカチで私の口元をふく。
小さい頃から世話してくれてるから慣れた手つきだ。
「どうって...」マチはニヤニヤしてこっちをみてくる。
「まあ仲良くはしてんだろうね」
マチの視線の先は首元。
「えっ、待って!ヒソカのバカぁ...」
鏡で見ると1箇所赤く虫さされのようになっている。
恥ずかしくて顔を真っ赤にしていると、マチは優しく笑う。
「まあ髪で隠れるとこだし、普通にしてたら見えないよ」
でも1度言われると気になってしまうのが人間だ。
キスマークなんて付けられてると思わなかった。
帰って指摘したらどんな返事が来るだろう。
いや、もっと付けられそう言わないでおこうと自己完結する。
「なんだか娘を嫁にやった気分」なんてマチが言う。
私からしてもたしかにマチは私の母のようで姉のようで友人だ。
「ヒソカのお嫁さん...」
なんて妄想してたら心配事がでてきた。
「マチ...私ヒソカと付き合ってるのかな?」
たしかに体の関係もあるし、愛されている自信もある。好き同士だし。
「なんだい?」
呆れたようにマチが言ってきた。
「わ、わたし付き合ってっていわれてないし、デートとかしてないかも...」
付き合うとは...クロロのかしてくれた恋愛小説では告白をして、同意を得て、デート等をかさねて愛を深めて結婚というゴールに向かっていた気がする。
考える度不安になってきて泣きそうな顔してたのかマチが「まあ、あんた達出会いも特殊だし」とフォローしてくれた。
時間がきてマチと別れて帰路についていたけど、私の頭には付き合ってるのか?デート...と頭の中が悩み事でいっぱいになった。
帰り際にマチがそんな心配ならヒソカ直接聞けばいいじゃないって電話をわたされたけど帰ればいるんだから帰ってから聞こうと早足で帰宅した。