みっつ

はやく聞きたかったのに帰ったらヒソカは家にいなかった。

自分かってだけどなんとなくムスッと拗ねた。

1時間後くらいにヒソカは「ただいま」って帰ってきた。

「おかえり」とは答えたけどソファでムスッと膨れてたら、ヒソカは何か察したのか私を抱きしめた。

「どうしたの?♤」って頭をなでられる。
いつもだったらそれで機嫌はなおるけど、今日はヒソカから甘い香水の匂いがしたからさらに機嫌が悪くなった。

「ヒソカどこいってたの?」
するとヒソカはうーんとね♢って濁したからさらにさらに機嫌が悪化する。

「言わないならいいもん。」
ぷいってヒソカから視線をそらす。

珍しい私の様子をヒソカは楽しむみたいにクスクス笑うと「はい」って紙袋をわたしてきた。

「なにこれ?」って言ったら「開けてご覧♡」とニヤニヤしてた。

中には綺麗にラッピングされた小さい箱があって、開けてみるとシルバーのシンプルなピアスが入ってた。

えっこれどうしたのってヒソカをみると私の耳元で「今日を記念日にしようか♢」って言ってきた。

そこからヒソカが優しく耳元で話す。
「めるが帰ってくる前にマチから電話があってね、今日話した内容聞いちゃったんだ♡」
そういえば欲求が先走ってあまりめるに直接的に言葉や形として何もしてあげれてないことを反省したと。
だから急いで帰宅する前までにプレゼント用意しようとショッピングモールに走ったはいいが、めるに似合うもの悩んでたら遅くなったこと。
匂いはたぶん店員さんの香水さとニヤニヤしてた。

あまりにヒソカらしくない行動に私は拗ねてたのはすっかり忘れて、吹き出してしまった。
けど私のために行動してくれたことが嬉しくて「ヒソカ大好きっ」てぎゅっとした。

そしたらヒソカは真剣な表情で「僕は愛してるよ♡」てキスしてきた。

どこから出したか分からない花束を私に突きだし膝まづいて「付き合ってくれるかな?♢」って不安そうにいうものだから「もちろんっ」と言って花束を受け取る。

「僕がこんなことするのめるにだけだからね♧」
照れてるヒソカは珍しくて私はマチに感謝した。