意外な一面




「はっくしょん!」










今日はやけに寒気がするなぁ…。
いつもの様にベッドから降りて支度をする。気のせいか頭も痛い気がする。











「あ、爆豪くん」
「…」
「おはよ」









爆豪くんに挨拶をして朝の準備をするのも日常になってきている。
なんだかんだ言って朝は爆豪くんが作って待っていてくれる。つんでれだなぁ。
私と顔を合わせるとなにやら爆豪くんからの視線に気づく。









「…なあ、お前」
「うん?」










暫くするとなんでもないと返答が。どうしたんだろ?
洗面所で顔を洗い準備が一通り終わったところで朝食の用意を爆豪くんと手伝う。









「あ、今日もお味噌汁だ。爆豪くんの美味しいんだよねぇ」
「…そーかよ」










照れてるのかな?いつもより短めな返事。
運び終わり椅子に座ると。










「はっくち!」


「っんだよ!お前熱計れ!!」
「ええ…」
「じゃなきゃ朝飯なくすぞ。とっとと行ってこいノロマ野郎が」
「野郎って私女……」
「早く行け」






脅しのように私のよそったお皿が次々と下げられる。
待ってよ爆豪様!!途端に体温計を見つけに行き計る。
暫くすると体温計から音がなり見てみると。










「38.4℃…?」







え、今日は忙しい日なのに…休む訳にはいかない。
とりあえず証拠隠滅をと思い体温計を隠した時だ。







「……おい」
「ひっ」




「熱いくつあった」









振り向くとむすっとした爆豪くんが。
どきっとしてしまうが爆豪くんにこの体温を伝えて心配をかけさせるわけいけないと頭によぎる。











「へ、平熱だったよ?」
「あァ?!んなわけあるか。見せろ」
「へ、平熱だったんだよ!」






「……お前嘘つくの下手かよ。朝から顔色悪すぎんだよ」









あれ爆豪くんって意外と見てくれている?そんなことを言えば怒られるのはわかっているのであえて言わないけども。












「いくつだ」
「38.4℃デシタ」
「……お前今日仕事休め」
「き、今日は忙しい日だから行かないと」
「んな体で行っても迷惑だろーが」







ぐさっと突き刺さる。
ごもっともです。渋々会社に連絡をとるととりあえず病院にとの指示が。ありがたや…。









「休みとれたかよ」
「うん、おかげさまで…とりあえず病院行って薬貰ってこなきゃ」










立ち上がった拍子に立ちくらみがする。
やばい。そんな私を爆豪くんはキャッチしてくれる。








「なにもたついてんだよ…っ」
「ご、ごめんなさい」










この調子で病院までたどり着けるのかと心配してくれる爆豪くん。








「タクシー使うから大丈夫だよ」
「…1人でか」
「?うん」








爆豪くんは黙り込む。何を考えてるんだろ。










「…俺もいく」
「えっ」
「わかったら早く飯食え」









ぽかーんとしてる私を置いてご飯を食べ始める彼にフリーズする。ま、まさかあの爆豪くんが一緒に…?
そんなことを考えてると早くしろと彼に怒られた。













《意外な一面》





「へっくしょん!」
「汚ぇ…」
「ひ、ひどい。うう、寒い」