08
「お邪魔します」
「あら。なまえちゃん。勝己と出かけてたの?」
「合宿の買い足しにって、」
「へぇ。通りであの子朝からそわそわしてたわけね」
「ッるせぇ!!!ババア!余計なこと喋んな!!」
「アンタ親に向かって何言ってんの!!」
変わらず仲のいい親子喧嘩が響き渡る。結局勝つのは母親なのだが。
「ごめんねぇ。うちの勝己が…」
「ッてぇな!!」
「全くこの子は!!丁度今から買い物行くところだったのよ。ゆっくりしてって。勝己、飲み物くらい出しなさいよ」
「わかってるわ」
「ならいいけど。後、変なことしないでちょうだいよ」
「あァ!!?」
「それじゃあね」
「気をつけて…!」
はいよと言って出ていく姿を見守ってふと爆豪の方に視線を向ける。
「あー…麦茶とかでいいか」
「あ、私手伝うよ」
「そんくらいできる。先部屋行ってろ」
「はーい」
ーー普通に考えてこれはまずいんじゃないのかな。
なまえが考えたのは彼と2人っきりでいるこの状況下のことだ。考えすぎなのかもしれない。しかし先程のことを聞いてからどうにも落ち着かない。階段を上がり部屋に入ると深呼吸をして平常心を保とうとする。
大丈夫。そう思って。しかしふとベッドに目がはいりベッドの上で寝転がる。もちろんそこからは彼の匂いがして落ち着かなくなるが何故か嫌ではない。少し横になるつもりだったが次第にそれは睡魔に負けてしまい寝てしまった。
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