一條くんと開発04
そんな俺の反応が気に入ったのか、ますます嬉しそうな蒼生。

「圭太くん、やっぱり素質あるよ。
それに、頷いたよね“僕に身を委ねる”って。
躾けてあげるねって言った時も嫌だなんて言ってない。
なら、何されても文句は言えないよ。
それに…圭太くん、喜んじゃってるじゃん。ここをこんなにビンビンにしちゃってさぁ。変態なんじゃないの?」

右手の指の腹で乳首をこね回すように弄り、左手でもう片方の乳首を爪で強く摘む。
シャツはいつの間にかはだけていた。

「ねぇ、どっちが気持ちいい?答えて。」

右手の指のスピード速め、左手の力を強めていく蒼生。

「や、いっ…ぁ」

違和感や痛みしか感じなかった筈なのに、徐々に下腹部に熱が集まっていく。

「ふふっ…目はとろんってしてるし、口は開いたままだし…だらしない顔。見てみる?自分がどんな顔してるか。」

ほら、と目の前に全身が映るくらいの鏡を置く蒼生。
そこには両手を拘束され、ほぼ羽織るだけになったシャツを着て、乳首をピンと尖らせて股間を大きくしながらだらしない顔で喘いでいる自分の姿があった。

「っ!!」

嫌だ…俺は、感じてなんかない…
気持ちよくなんかない…
それなのに、こんな蕩けた顔…
嫌だ…認めたくない。認めたくない…

「認めないの?
じゃあ、ズボン脱いで確認してみる?」

蒼生はそういうと、手際良くズボンを脱がしていく。途中これはもういらないよね、とシャツも剥がされた。
鏡の前にパンツだけの姿で両手を手枷で拘束された姿が映る。
いくら夕方とはいえ、ここは学校。誰が来てもおかしくないのだ。忘れかけていた事実を思い出し、羞恥で頬が染まる。

「蒼生、ここ、学校なんだよ?いつ誰が来るかわからないっていうのに…」
「知ってるよ?でも、そのほうがスリルあっていいでしょ?それに、何されても圭太くんが大声出さなきゃいいだけだよ」

淡々と話す蒼生。しかし、それはこれから俺が大声を出しかねない何かをする、という宣言にも聞こえた。

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