心配性な君と眠る
※短いです
「鴇子、起きろ、鴇子!」
激しく揺さぶられて起きると、そこには切羽詰まったような表情のディオが。私のの手を強く握ったまま覆い被さるように抱きついてきた。胸の辺りに耳をあてて私の鼓動を聞いていた。
「ちょっと、どうしたの?」
私が聞いても答えない。心配して頭を撫でてやるとゆっくり顔をあげて私を見上げた。いつもは猫のように気まぐれで孤高なディオが子犬に見えた。まるで子供みたいだ。
「お前が……」
「えっ?」
「お前があまりにも静かだから、死んだんじゃないかと思ったんだッ!悪いか!?このディオが心配してやってるんだぞこのマヌケ!」
恥ずかしいのか突然慌てたように早口で捲し立てる。私はどこにもいかないよ、ここにいるよと伝えて抱きしめると安心したのか再び寝息を立て始めた。