たどり着いた先3

夕方になろうという時間になっても手がかりつかめず、寝泊まりする所もなく、とりあえずちよに電話してみた。


『はいはーい!』

「ちよ〜何もわからないし誰にも会わないよー今夜野宿になるかもしらん、ぐすん」

『あのね学校探して!テニプリに出てくる学校見つけたらとりあえずテニス部に声かけよう!』

「ちよはどうなったの?」

『四天宝寺見つけて忍び込んでテニス応援して今からみんなで謙也の家に行くよ!』

な、なにその展開……!!!
どうりで後ろからわいわい楽しそうな声が聞こえるんだ!!!
なんだろうこの裏切られた感……。

『それでね、みんなから聞いたんやけど、うちらって』


ガツンッ



思わず携帯を殴り捨ててしまった。

「し、しまったああああ!!!!!!」

唯一私を人と繋ぐ道具!
私はこんな状態やのにあまりに楽しそうな声にイラッとしてしまった!!

みんなから聞いたけど私らってなんなの???
もう一度電話してみようにも携帯はうんともすんともいわない。

今思ったけどもしたしたら財布機能ついてたかもしれないのに……。

ちよなんて言うてたっけ。
とりあえず学校探せって言ってたよね。
それでどうにかなるのかな……うう心細い。

でも暗くなる前にやるしかない!

ひたすら動く!!!


……とりあえず携帯は持っていこう。


back もくじ next