たどり着いた先4

さらに時間はたちもう暗くなって夜にさしかかろうとしていた。

だ、だめだ……。
見つけたと思っても全然知らない学校。

次の学校も違ったら諦めて公園で寝よう……。

私は次の学校に全てをたくした。

これが本当にトリップなら、運良く次の学校が当たりでなんやかんやあって、その日はうまくいくとかあるはずなのに。

またハズレ……こんな学校名聞いたこともねーわ!

くそう携帯も繋がらないままやし野宿しろってのか!
せやなあ目の前に公園あるしなあああ!!!

うらめしい気持ちでザクザクと砂を踏みながら公園と入っていく。
まだ少し人はいるみたいで一つ隣の机に席つく。

これからどうしよう。
公園なら水には困らないけど寒いし怖いしどうしよう。

頭のなかでどうしようがぐるぐるとまわっている。


隣の机には数人いるみたいで何か盛り上がっていたみたいだがふと話し声が止まった。

しばらくは気にしていなかったのだが、なにやらぼそぼそと話をしはじめたのでなんだか居心地が悪く少し気になってくる。

もしかして私のこと話してるのかな?
やっぱりどっからどう見ても不審者なのかな。
通報されたらどうしよう。
いやこの際声をかけて泊まらせてもらう?
それこそ犯罪になるかな。

またもや頭の中がぐるぐるしていると声をかけられた。

「すみません」

「はっはいい」

勢いよく相手をふりかえるとモジャモジャ頭にきりっとした目。
というか興味津々の目というかなんというか。
それよりこいつ……切原赤也にそっくりな気がするぞ。
もしかして本人?

「うわあ!やっぱりすっげえ似てる!!」

「え、なにに??」

「今日なんかコスプレの集まりとかあったんすか?まじ似てますね。写メ撮って良いすか?」

「え、なに?質問多すぎてついていかれへんねんけど」

おろおろしているともう二人が近づいてきた。

「赤也やめんしゃい困っとるきに」
「そうだぜぃ、でも本当にそっくりだな俺も写メ撮りたい」
「ブンちゃん……」

赤也って赤也なの!?
ブンちゃんって丸井ブン太!?
それでその不思議な話し方してるのはもしかして仁王!?!?

うわあうわあ!!!
東京だと思ってたけど神奈川なんだ!
立海が近くにあるんだ!!!

神様ありがとう!!
このチャンスをありがとう!!

「ね、写メ良いっすよね?ね?」

ぐはあっ!
そんな可愛いおねだりひきょうだ!!

それよりもさっきから
「ねえ、私なに似てるん?」

「え、らっきー☆すたーのみょうじなまえのコスプレじゃねーの?」

「は?らっきー☆すたーとはなんぞ?」
確かに私はみょうじなまえだけれども

「え、知らないんすか!みょうじなまえと友田ちよがおりなす日常ギャグ漫画でアニメにもなってるすよ!」

「ちよ!?」

「あんたはちよ推し?」

「いや、は?え、てかなに、私はみょうじなまえで親友は友田ちよやけどそれがこっちでは漫画になってるってこと?あんなことやこんなことも筒抜けってこと!?まってよ!そんな展開聞いてない!!!台無しやんけ!!!」

「うわあそういう反応もそっくりすぎるだろぃ」

「それよりこっちではって言い方が気になるのう」

「わ、私パニックです。あなたたちは私のことを知っていて私はあなたたちを知っている」

「え、俺達のこと知ってるの?他校ファン?」

「ごめん切原かわいいけど興味ない」

「ひどっ!」

「ははっ、俺は?」

「丸井もかわいいけど興味ない」

「なんじゃほんに俺達のこと知っとるみたいやの」

「にににににににおたん美しす!!!!」

「……ありがとさん」



「ちょっと色々聞いても良い?困ってるねん」





ちよ、私も会えたよ。
立海の三人に。
今日はどうにかなりそうな感じがしています。



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