「ジャッカルウウウウウウウ!!!!」
課題のために借りようと図書室へ来るも目ぼしいものがない。たまたま居合わせたクラスメイトと帰るかと出口へ向かったのに。
「なんだ!どうした!」
バタバタと図書室に相応しくない音をたてて慌てて戻ってきてくれた。
「とととと閉じ込められたたよ!!!」
「はあ?」
何言ってんだとドアに手をかけるが開かない。
「マジかよ……携帯、は、教室だ」
「携帯!」
ポケットからはハンカチしかでてこなかった。
「どうしよ……」
「電話ないかな」
「そっか、内線!」
貸し出しする机にポツンと一つだけあった。
かけるが誰もでない。
「貸し出し時間過ぎてるし、先生らも帰ったかな」
「見回りは!?」
「どうだろうな」
嘘でしょー!!!
「ジャッカルどうにかして」
「どうにかって」
「帰りたい!今日はカレーなの!」
「そこ!?」
めそめそと泣き出す私に困ったようにうろうろしだす。
「ごめんな」
「なんでジャッカルが謝るのお布団に入りたい」
「布団……はないけど上着は貸せるから」
「ありがとう、今日は見たかった映画が放送だったのに」
体の熱を逃がさないように、すみっこで丸くなる。
「こんなことになると思わなかったんだ、本当にごめん」
「さっきから何を謝ってるの?」
「女子がよく効く占いってやつを教えてくれたんだ」
「あーなんかお昼休みそんな話してたね」
「それで、お前と二人きりになりたいって願掛けしちまって……」
「あ!!!!」
今絶対に廊下で人通ったよ!
喋っている途中だというのはわかっているが出れるかもしれない!
「まだ人いるよー!出してー!」
扉をどんどんと叩くと「監視カメラに映ったからびっくりしたよ」用務員さんが笑っていた。
「ジャッカル!」
「お、おう」
「ごめんね、さっきなんて?」
「今度、ゆっくり話しようぜ」
もしも密室に二人きりになったらジャッカルver.
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