我が家に宇宙人がやってきた23

それだけ目立っておいて嫌だったのか、と思ったのは俺だけじゃない。赤也はなんか悪いこと言っちゃいました?と心配そうに聞いてきたくらいだ。

「そういや赤也になんか用があったんじゃねーの?」

「あ!うん、でもゲームのことだから食べてからで良い」

「じゃあマイン交換しましょうよ」

「うん!あとで教えて!」

「みょうじ、俺にも教えてくれ」

「柳は嫌だ」

「な、なぜだ」

「だって、なんか、こわい」

それを聞いた幸村君が笑ってた。そりゃそうだよね、って笑いながら言うもんだからみょうじは味方だと判断したのか、幸村なら教えても良いって答えてた。

「ほう、じゃあ俺は?」

「仁王は良い人……だけどピッキングするなら嫌だ」

「そうか、残念じゃ」

「なんの話ですか?」

「屋上で飯食うって言ったら仁王がヘアピンでこじ開けると思ったんだよ」

「ああ、だからビクビクしながら入ってきたのか」

柳生はまたかと呆れ、ジャッカルがなるほどねと苦笑している。

「前の学校は屋上立ち入り禁止で入れなかったよ」

「そういう学校は多いって聞くな」

「でも立海はオープンにしてるから安心しろ」

真田と柳の言葉にみょうじは「屋上でご飯食べられるなんていいね」と嬉しそうに笑った。前髪で隠れているせいで顔はよくわからなかったけど、なんていうか雰囲気がすごい可愛かった。

「……なに?」

みょうじに目をむけたままピタリと止まった俺達を不審そうに見てくる。

「みょうじさんもたまには来いよ」

「そうだな、いつも一人だし来たら?」

ジャッカルの誘いに俺もおじいちゃん心情で乗っかると赤也が騒ぎ出した。

「え!一人なんすか!?俺誘ってくださいよ〜!食べた後ゲームできるし!」

「赤也、学校でゲームは駄目だろう?」

「一人になりたい時もあるでしょうし無理強いしてはいけませんよ」

「みんなが良いなら、来たい……」

おずおずと言う姿はいつもとかわらないけど、前向きな発言ができるようになったのは喜ばしい。良いに決まってるだろと答えてくれるみんなをみて良い友達をもったなと、つくづく思った。もうここまでくるとおじいちゃんじゃなくてお父さんだよなとも思ってしまい小さく笑った。



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