今日もお弁当を忘れたが、もう開き直って音楽室へ向かう。次の授業であるピアノのテスト練習をして気を紛らわせようと思ったのだ。
しかし何故だろう音楽室にお弁当が置いてあるのは。音楽室で食べたら駄目じゃなかったけか。授業終わりにそのまま食堂行くつもりで忘れて行ったのかな?それじゃあこのお弁当もったいないよね。
私はそのお弁当を抱えて教室に戻った。
「いただきまーす」
な、なんたこれは!見たことないがうまそうだ!一口食べると不思議な感じがした。肉にきゅうり?挟まれてる?でもなにこれ美味しい!
夢中で食べていると二年である鳳が教室に入ってきて、私の目の前に立った。
「宍戸さんに相談してまさかとは思ったけど」
本当にあなただったんですね。
「なにがー?」
「それ、俺のお弁当です」
しかも今日は好物だったんですよ。
あ、あの温厚そうな鳳が冷静な口調でぐさぐさとせめてくる。
「あー……初めての味だけど美味しかった!」
にっこーーーと笑ってみたがやはり許してはくれないようだ。
私は六曲もの耳コピしたやつを楽譜に書くという作業をさせられた。
お前か、俺の弁当盗んだのは。(鳳ver)
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