狐と朝
▽
朝、明日香は新聞を配り終わると
通り道のバスケットゴールがある広場を通ると
流川が一人でバスケをしていた。
「(あいつ昨日上手かったなー。
仙道って奴も化け物みたいだったけど。)」
「……」
「(お?)」
「……」くるっ
「おい(怒)」
ぼーっと明日香が流川を眺めていると
流川が気付いて目が合い、数秒止まるが
さすが人間に興味のない流川だ。
明日香に話しかける事なく
またドリブルをしてシュートを打ち始めた。
「仮にも知り合いなんだから挨拶しなさいよ
おはようございますって(怒)」
明日香は無視された事に腹が立ち
つい流川に話しかけてしまった。
「…なんで?」
「なん…!?目が合ったでしょ!(怒)」
「視界に入っただけだ。」
「はあ?上手いなーって思って見てた
あたしが悪いわけ?(怒)」
「悪い。」
「ムカーッ!(ほんとムカつくこいつ!(怒)
バスケ以外の人格ねじれてるわね!
晴子がこんなのと付き合ったら
絶対泣かされるわ!ゆるさん!(怒))」
「おい。」
「なに!?(怒)」
「見てるだけならパス出しくらいしたら?」
「はあ!?なんで無視された挙句
あんたにこき使われなきゃなんないのよ!
パス出しして欲しければ敬語でお願いしろ!(怒)」
「じゃあいい。見んな。」
「見たい時は見るわ!公共の場なんだから!(怒)」
明日香は流川のマイペースさに怒りが爆発した。
バスケ部員が見たら流川と花道のやり取りのようだ。
そんな明日香を前に流川は普通にミドルシュートを決め、
落ちたボールを自分で拾ってまたシュートを決める。
「…パス必要なの?必要じゃないの?」
「別にいい。」
「なんなんだよほんと(怒)
あーもう!ムキになるくらいなら
敬語でお願いしなさいよ!そんなに嫌か!」
「やだ。」
「はぁー…どっからパスすればいいの?
言っとくけどあたし5〜7歳くらいにしか
ボール触った事ないからね!」
「…バスケやった事あんの?」
「まあね、嫌々だったけど。
パパがアメリカ人でバスケ好きで、
NBAとか見せられたけど早過ぎて
あの時は全然面白さ分かんなかった
日本のバスケの方がのんびりしてて見やすいし。
花道は馬鹿で面白いし。」
「……(にゃろう…)」
「?」
「ヘイ。」
「ほい。」
ガコッ
「おおっ(汗)」
流川は明日香からボールを受け取ると
軽くドリブルをしてダンクを決めた。
「早過ぎて見れねえバスケ見せてやる…」
「いや…見やすくていいんだって(汗)」
明日香は流川の言っている意味がよく分からなかった。
ーーーーーー…*°
「いよ〜花道!!昨日は…!」ゴンッ
ゴンッ
ゴンッ
花道は朝から三馬鹿トリオに頭突きをした。
まだ何も言っていなかったのだが
勘のいい花道は茶化す気だとさとり、
言われる前に口を封じた。
「ハハハハ しょーがねーな(笑)」
「洋平」
「あいつ昨日は陵南に負けた悔しさで
ほとんど眠れなかったらしい。
相当気が立ってるぜ。
こりゃ当分昨日の試合の事は禁句かな。」
そう言った側から校門で柔道部の青田が立っていた。
「桜木!昨日は負けたってなあ!!
これでバスケット部が嫌になったろう桜木!!
柔道部に…」ゴッ
もちろん頭突きされて倒れた。
「ふわああ〜…」
「明日香 今日も遅刻せず起きれたんだな。」
「昨日早く寝たんだけどやっぱ眠い…」
「無理すんなよ?」
「うん!授業どうせ寝るし!」
洋平は明日香の頭を軽くぽんぽんと手を置き、
いつもの優しい顔で明日香を見ていた。
「そこイチャついてんじゃねー!(怒)」
「そうだ!こっちは頭突きされてんだ!(怒)」
「うっさい!三馬鹿!(怒)」
教室に行き、授業中は宣言通り明日香は寝た。
そして後ろの花道もぐーすか寝ている。
それを見た洋平はやれやれと言った表情だった。
そして放課後 花道は晴子に誘われ、
部活前にバッシュを買いに行くことになった。
浮かれてご機嫌に教室を出る花道を
洋平と明日香が見送り、二人も教室を出ると
「おい。」
「!」
「流川?」
後ろから流川に話しかけられて二人は立ち止まった。
「何?花道ならバッシュ買いに行ったよ」
「誰がどあほうに話し掛けるか。」
「明日香に用か?」
「…」こくり。
「………昇降口で待ってるよ明日香。」
Σ「え!?ま、待って洋平!(汗)」
洋平は気を利かせて先に行ってしまった。
その事に明日香はショックを受け
怒った表情で流川に詰め寄った。
「用件は何!?朝何も貸してないから
返すもんもないわよね!?(怒)
(洋平と二人っきりだったのにもう!(怒))」
「………NBAのビデオ貸して欲しいって
今朝言うの忘れてた。」
「はあ?パパのだし古いのだけど?(汗)」
「見る。」
「じゃあ、覚えてたら明日持ってくるわよ」
「忘れんな。」
「貸してもらう態度か(汗)
それだけ?ならアタシはもう行くからね!」
「忘れんなよ。」
「はいはい!(怒)」
明日香は流川を適当にあしらって洋平を追い掛けた。
「……」
流川はジッと明日香の背中を見ていた。
「洋平ー!」
「明日香。もう終わったのか?」
「うん!大した用じゃなかった!」
「なんだったんだ?」
「NBAのビデオ貸してくれって!
今朝パパがアメリカ人だからよく見せられたって
言ってたから!でも昔の見て何がいーんだか!」
「そんな話してたのか。」
「うん!バイト終わりに会った!」
「ふーん……」
「密会か?」
「密会だな。」
「俺らに隠れて流川と。」
Σ「な!出たな三馬鹿トリオ!(汗)」
「お化けみたいに言うんじゃねーよ(汗)」
「さっきも見てたぞ」
「流川と二人っきりで話してた。」
「あの流川とだ。」
「な、何よ アイツが話しかけたんじゃん!(汗)」
「あんま仲良くすると晴子ちゃんが嫉妬するぞ」
Σ「え!(汗)」
「そーだそーだ。せっかくキチョーな友達を。」
「そ、そんな事言ったって貸す約束しちゃったし…!
流川になんかこれっぽっちも興味ないのに!(汗)」
「まー流川と明日香が仲良くなって
晴子ちゃんが身を引けば花道は大喜びだけどな。」
「だろーな。」
「お前ら……好き勝手に言うなーーー!(怒)」
「明日香がキレた!(汗)」
「地味に肩パン痛てえ!(汗)」
「スネも蹴ろうとすんな!弱点ばかり!(汗)」
「おい明日香やめとけ女の子なんだから(汗)」
「う…//(汗)」
明日香は好き勝手に言う三馬鹿トリオにキレて
バタバタと肩パンチやスネやミゾオチなど
喧嘩を見てて学んだ痛い部分を殴り蹴っていると
洋平は呆れた様子で止めた。
「中学は俺らしか話す奴いなかったんだから
良かったじゃねえか。花道がバスケ始めたおかげだな。」
「別に流川とは仲良くしたいとか思ってないし…(汗)」
「また意地張ってる」
「ヒゲむしるぞ(怒)」キッ
「…(汗)」
「……洋平はアタシと流川が仲良くなるの嬉しいの?」
「ん?ああ 話し相手増える事はいい事だろ?」
「!(汗)」ガーン!
明日香は自分が男と話していても
どうも思わない洋平にショックを受けた。
その様子に後ろにいた三馬鹿トリオは
ニヤニヤとした表情で明日香の背中を見ていた。
「明日香?」
「よ、洋平のバカーーー!(泣)」
ダッ
Σ「明日香!?(汗)」
「あーあ。」
「洋平のせいだ。」
「女心は複雑なんだぞ。」
「さっきまでお前らに怒ってただろ!(汗)」
洋平は結局どう答えれば良かったのか分からなかった。
そして明日香は洋平にバカと言ってしまった事を
家に帰ってから激しく後悔していた。
△
>朝、明日香は新聞を配り終わると
通り道のバスケットゴールがある広場を通ると
流川が一人でバスケをしていた。
「(あいつ昨日上手かったなー。
仙道って奴も化け物みたいだったけど。)」
「……」
「(お?)」
「……」くるっ
「おい(怒)」
ぼーっと明日香が流川を眺めていると
流川が気付いて目が合い、数秒止まるが
さすが人間に興味のない流川だ。
明日香に話しかける事なく
またドリブルをしてシュートを打ち始めた。
「仮にも知り合いなんだから挨拶しなさいよ
おはようございますって(怒)」
明日香は無視された事に腹が立ち
つい流川に話しかけてしまった。
「…なんで?」
「なん…!?目が合ったでしょ!(怒)」
「視界に入っただけだ。」
「はあ?上手いなーって思って見てた
あたしが悪いわけ?(怒)」
「悪い。」
「ムカーッ!(ほんとムカつくこいつ!(怒)
バスケ以外の人格ねじれてるわね!
晴子がこんなのと付き合ったら
絶対泣かされるわ!ゆるさん!(怒))」
「おい。」
「なに!?(怒)」
「見てるだけならパス出しくらいしたら?」
「はあ!?なんで無視された挙句
あんたにこき使われなきゃなんないのよ!
パス出しして欲しければ敬語でお願いしろ!(怒)」
「じゃあいい。見んな。」
「見たい時は見るわ!公共の場なんだから!(怒)」
明日香は流川のマイペースさに怒りが爆発した。
バスケ部員が見たら流川と花道のやり取りのようだ。
そんな明日香を前に流川は普通にミドルシュートを決め、
落ちたボールを自分で拾ってまたシュートを決める。
「…パス必要なの?必要じゃないの?」
「別にいい。」
「なんなんだよほんと(怒)
あーもう!ムキになるくらいなら
敬語でお願いしなさいよ!そんなに嫌か!」
「やだ。」
「はぁー…どっからパスすればいいの?
言っとくけどあたし5〜7歳くらいにしか
ボール触った事ないからね!」
「…バスケやった事あんの?」
「まあね、嫌々だったけど。
パパがアメリカ人でバスケ好きで、
NBAとか見せられたけど早過ぎて
あの時は全然面白さ分かんなかった
日本のバスケの方がのんびりしてて見やすいし。
花道は馬鹿で面白いし。」
「……(にゃろう…)」
「?」
「ヘイ。」
「ほい。」
ガコッ
「おおっ(汗)」
流川は明日香からボールを受け取ると
軽くドリブルをしてダンクを決めた。
「早過ぎて見れねえバスケ見せてやる…」
「いや…見やすくていいんだって(汗)」
明日香は流川の言っている意味がよく分からなかった。
ーーーーーー…*°
「いよ〜花道!!昨日は…!」ゴンッ
ゴンッ
ゴンッ
花道は朝から三馬鹿トリオに頭突きをした。
まだ何も言っていなかったのだが
勘のいい花道は茶化す気だとさとり、
言われる前に口を封じた。
「ハハハハ しょーがねーな(笑)」
「洋平」
「あいつ昨日は陵南に負けた悔しさで
ほとんど眠れなかったらしい。
相当気が立ってるぜ。
こりゃ当分昨日の試合の事は禁句かな。」
そう言った側から校門で柔道部の青田が立っていた。
「桜木!昨日は負けたってなあ!!
これでバスケット部が嫌になったろう桜木!!
柔道部に…」ゴッ
もちろん頭突きされて倒れた。
「ふわああ〜…」
「明日香 今日も遅刻せず起きれたんだな。」
「昨日早く寝たんだけどやっぱ眠い…」
「無理すんなよ?」
「うん!授業どうせ寝るし!」
洋平は明日香の頭を軽くぽんぽんと手を置き、
いつもの優しい顔で明日香を見ていた。
「そこイチャついてんじゃねー!(怒)」
「そうだ!こっちは頭突きされてんだ!(怒)」
「うっさい!三馬鹿!(怒)」
教室に行き、授業中は宣言通り明日香は寝た。
そして後ろの花道もぐーすか寝ている。
それを見た洋平はやれやれと言った表情だった。
そして放課後 花道は晴子に誘われ、
部活前にバッシュを買いに行くことになった。
浮かれてご機嫌に教室を出る花道を
洋平と明日香が見送り、二人も教室を出ると
「おい。」
「!」
「流川?」
後ろから流川に話しかけられて二人は立ち止まった。
「何?花道ならバッシュ買いに行ったよ」
「誰がどあほうに話し掛けるか。」
「明日香に用か?」
「…」こくり。
「………昇降口で待ってるよ明日香。」
Σ「え!?ま、待って洋平!(汗)」
洋平は気を利かせて先に行ってしまった。
その事に明日香はショックを受け
怒った表情で流川に詰め寄った。
「用件は何!?朝何も貸してないから
返すもんもないわよね!?(怒)
(洋平と二人っきりだったのにもう!(怒))」
「………NBAのビデオ貸して欲しいって
今朝言うの忘れてた。」
「はあ?パパのだし古いのだけど?(汗)」
「見る。」
「じゃあ、覚えてたら明日持ってくるわよ」
「忘れんな。」
「貸してもらう態度か(汗)
それだけ?ならアタシはもう行くからね!」
「忘れんなよ。」
「はいはい!(怒)」
明日香は流川を適当にあしらって洋平を追い掛けた。
「……」
流川はジッと明日香の背中を見ていた。
「洋平ー!」
「明日香。もう終わったのか?」
「うん!大した用じゃなかった!」
「なんだったんだ?」
「NBAのビデオ貸してくれって!
今朝パパがアメリカ人だからよく見せられたって
言ってたから!でも昔の見て何がいーんだか!」
「そんな話してたのか。」
「うん!バイト終わりに会った!」
「ふーん……」
「密会か?」
「密会だな。」
「俺らに隠れて流川と。」
Σ「な!出たな三馬鹿トリオ!(汗)」
「お化けみたいに言うんじゃねーよ(汗)」
「さっきも見てたぞ」
「流川と二人っきりで話してた。」
「あの流川とだ。」
「な、何よ アイツが話しかけたんじゃん!(汗)」
「あんま仲良くすると晴子ちゃんが嫉妬するぞ」
Σ「え!(汗)」
「そーだそーだ。せっかくキチョーな友達を。」
「そ、そんな事言ったって貸す約束しちゃったし…!
流川になんかこれっぽっちも興味ないのに!(汗)」
「まー流川と明日香が仲良くなって
晴子ちゃんが身を引けば花道は大喜びだけどな。」
「だろーな。」
「お前ら……好き勝手に言うなーーー!(怒)」
「明日香がキレた!(汗)」
「地味に肩パン痛てえ!(汗)」
「スネも蹴ろうとすんな!弱点ばかり!(汗)」
「おい明日香やめとけ女の子なんだから(汗)」
「う…//(汗)」
明日香は好き勝手に言う三馬鹿トリオにキレて
バタバタと肩パンチやスネやミゾオチなど
喧嘩を見てて学んだ痛い部分を殴り蹴っていると
洋平は呆れた様子で止めた。
「中学は俺らしか話す奴いなかったんだから
良かったじゃねえか。花道がバスケ始めたおかげだな。」
「別に流川とは仲良くしたいとか思ってないし…(汗)」
「また意地張ってる」
「ヒゲむしるぞ(怒)」キッ
「…(汗)」
「……洋平はアタシと流川が仲良くなるの嬉しいの?」
「ん?ああ 話し相手増える事はいい事だろ?」
「!(汗)」ガーン!
明日香は自分が男と話していても
どうも思わない洋平にショックを受けた。
その様子に後ろにいた三馬鹿トリオは
ニヤニヤとした表情で明日香の背中を見ていた。
「明日香?」
「よ、洋平のバカーーー!(泣)」
ダッ
Σ「明日香!?(汗)」
「あーあ。」
「洋平のせいだ。」
「女心は複雑なんだぞ。」
「さっきまでお前らに怒ってただろ!(汗)」
洋平は結局どう答えれば良かったのか分からなかった。
そして明日香は洋平にバカと言ってしまった事を
家に帰ってから激しく後悔していた。
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