冬到来









翌日 花道は晴子を呼び出しルカワについて問いただした。




Σ「え!?流川くん!?
るるるる流川くんが何…?///」

「だ、だから、晴子さんの…
か、彼氏なのではと…(汗)///」

「見ろ あの慌てようを…」

「やっぱりルカワが彼氏だ。」

「え〜…あの反応は…(汗)」



花道が晴子に問いただしている中
木陰に明日香含めた5人が隠れて見守っていた。



「やっぱりルカワくんが彼氏なんでしょうか!?(泣)」

「ち、違いますよぉ!
流川くんは、あたしの事なんて知らないのよ」

「「「な、なにい!!」」」

「(見ろばーろー!なーにが彼氏だてめーら!!
ん?賭けてやがったな…(汗))」



花道が5人の方へ振り返るとそこでは賭けが行われていて
大楠の一人勝ちで洋平と明日香、高宮と野間は
大楠にお金を渡していた。



「流川くんはねぇ、富ヶ丘中のバスケット部だったの。
あたしは四中で、近かったから良く練習試合とかがあって
いっつも四中は流川くんを徹底的にマークするんだけど
どうしても抑えられなくて連戦連敗。
それでとうとうルカワくん一人に三人のマークをつけたの。」

「一人に三人…」

「バスケットは1チーム5人だから
たった一人に三人もマークをいっちゃうと
残り四人を二人で守らなくちゃならなくなっちゃうのよね。
そうまでして流川くんを止めようとしたんです。
ところが…流川くんはその三人のマークマンの上から
四本のダンクを決めて四中を蹴散らした
その試合彼は一人で51得点をあげたのっ
その日の流川くんの姿…今も目に焼き付いてる…///」



ガーン!!



「あ!や、やだ!あたしこんな事まで!///
桜木くんってなんか話しやすいから
ついなんでも喋っちゃう…///」

「(ま…まさか…)
そ、それで晴子さんはルカワくんの事を…(汗)」

「片想いなの…///」

「ズッコーーーン!!!(泣)」

「「「「ずっこーーーん!!!」」」」

「こ、こんな事誰にも話したことないのよ///
誰にも言わないでね 桜木くん!ね!って、
え?あれ!?桜木くん!?」



晴子の前にはすでに花道の姿はなかった。










場所は変わって男子トイレ



「記念すべき高校第一号!!」

「おめでとう花道!」

「偉大な失恋記録はここから始まる!」

「くっ……(泣)」クルッ

「「「「く、来るぞ……(汗)」」」」



花道は一度洋平達の方を振り向くが
今回は頭突きせず男子トイレを出て行った。



「い、いつもと違う…(汗)」



すると悲しさが滲み出るドナドナが何処からか流れる。
大きな背丈が小さくなり寂しいその背中に
4人も花道に釣られて涙が溢れ出した。

男子トイレから出て来た花道に
明日香も心配そうな顔をしていた。



「花道ー…」

「……(泣)」グス…

「(うわぁ…(汗)
よく分かるよ花道…フラれるのは辛いよね。
51回も洋平にフラれたらアタシ死ぬ気がする…
だから未だに洋平に伝えられてないんだけど…)」



明日香は花道の悲しそうな背中を見送り
自分まで涙が出てきて鼻を啜り出した。



「明日香、お前ここで待ってたのか。
って…お前も泣いてんのか」

「洋平ぃ〜花道の背中が辛すぎて(泣)」

「あーあー、顔がぐしゃぐしゃだぞ。
せっかくの可愛い顔が台無しだろ。」

「うぅ…グス…今可愛いって言った…?」

「言った言った。ほら、鼻水はつけんなよ。」



洋平は学ランの袖で明日香の涙を拭った。

















ーーーーー…*°





ガラガラ…
「桜木はいるか?」

「な、なんだお前達!(汗)」

「ご心配なく。すぐ帰りますから。」

「桜木!要件は分かってるな?
放課後屋上に来いや。今度は逃げんなよ。」



授業中 見るからに上級生に見える三人が
花道を呼び出しにやって来た。
顔を伏せていた花道は顔を上げると
明日香は直ぐにキレるって分かった。



「なんだテメェ…誰が逃げるっておお!?(怒)」

「いかん!キレてる!
あんたらもう分かったからとっとと帰んな!」

「なんだコラァ!誰に口聞いたんだテメェ!
ぶっ殺すぞ!(怒)」

「雑魚はどいてろ。あんたに言ってんだよ堀田先輩」

「(よ、洋平かっこ良すぎ…///)」

「ああ?誰が雑魚だよああんコラァ(怒)」

「フッ…水戸洋平か。元気がいいな 今年の一年は」

「ふんぬぅううう!!(怒)」

「おいお前達!そこまでにしないと停学だぞ!!
桜木ぃ!水戸ぉ!!(怒)」

「良かろう。水戸。
お前がその馬鹿を連れて来い。
二人まとめて相手してやるよ。」

「頭数を揃えといた方がいいっスよ
雑魚ばっかじゃしょーがねーけど。」

「(どうしよう洋平がかっこ良すぎる!
かっこ良すぎてどうしよう!///)」

「その馬鹿ってまさか
俺の事を言ってんじゃねえだろうな!(怒)
ええ!?テメェ!逃げんなよ!コラァ!!(怒)」



花道が男子生徒に抑えられながら暴れる中
明日香は洋平のクールな対応に惚れ惚れしていた。













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