希望の裏切り
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あれから目を覚ました一護は夜一と修行をし、
一日目を終えた。
「ふーー〜〜…。
温泉か…こんな隅の方にそんなもんが
湧いてるとは思わなかったなー…
…考えてみりゃ俺温泉入んの初めてだ…
…修行…一日目終了ってことは
いつの間にかもう夜になってたって事か…
確かに体あっちこっちギシギシいってんもんなー
ここ時間わかんねえからその辺の感覚くるっちまうよ…」
一護が温泉を顔にかけると、顔の傷が消えた。
「な…!なんだこの温泉!?
スゲー勢いで傷が治るぞ!?ああッ!?
いつの間にか痛みが引いたと思ったら
体の傷もほとんど消えてるじゃねーか!!
すげえ!すげえぞ!!」
現実では有り得ない秘湯に一護は興奮していた。
「一護」
すると夜一から声がかかる。
一護は温泉を口に含んだので適当な返事をした。
飲めば体内から健康になると思った発想だろう。
「そうか。それは何よりじゃ。
それでは儂も入るとしよう。」
「ボフー!!!(汗)」
一護は温泉を豪快に吹いた。
男女混浴 女の裸について騒ぎ立てるが
希望とは裏腹に夜一は猫の姿でお湯に浸かる。
「何じゃ?ちょっとガッカリしたか?
正直に言うてみい。ん?このスケベ」ニヤニヤ
「沈めるぞてめぇ…(怒)」
揶揄われた事にムカついたが、
今は少し落ち着き一護は問いた。
修行しているこの場が、
現世の浦原喜助が作った勉強部屋と似てるからだ。
だがそれは似せて作られたから当然だ。
そしてその時に浦原喜助が、
護廷十三番隊に所属していた話となった。
彼は先代護廷十三番隊十二番隊隊長
そして技術開発局創設者にして
初代局長を務めた男だった。
もう百余年前の話だ。
「あ。あとさ、」
「ん?」
「殲罪宮にいたあいつ。何者だ?」
「あいつ?」
「あの白だがピンクだかの髪した
ルキアくらいの身長の奴」
「ああ…。紬か。何故気になる?」
「白哉と戦う前花太郎から状況聞いたんだけどさ
その紬ってのが足止めしてたらしいんだ。
肩に深く切り傷があったけどそれだけで
白哉は所々浅く斬られてた。
それに白哉と戦った時あいつの首に傷があったんだ。
それ、あいつがやったと思うんだよ。」
「そうじゃろうな。
力の差で言ったら、白哉坊より紬のが上じゃ」
「は…!?(汗)」
「あいつが護廷十三番隊に入隊したのは、
白哉坊がまだ幼い時だったからのう。
年齢も少し年上じゃ」
Σ「はあ!?(汗)」
「入隊したのは、歴代最短。
すでに席官の座も用意されておった。
鬼道にも長けており、
瞬歩も儂よりすこーし下くらいじゃ。
儂が総官を務めていた隠密機動も
声をかけていたんじゃが、
『夜一さん以外厳しそう』じゃと断られた」
「………そんな理由でいいのかよ(汗)
そんな実力って事はあいつも隊長か?
でも上に白いの着てなかったぜ?」
「副官章を付けていたから
そろらくまだ十三番隊の副隊長じゃろう。
向上心の無さは相変わらずじゃのう」
「………(汗)」
「だがこれだけは言える。奴は強い。」
「………」
ーーーーーー…*°
「へっくしゅんっ」
紬は休み休みゆっくり歩いていたら
いつの間にか日は暮れていた。
「………!」
然し突如隊長格の霊圧を感じた。
しかも一人始解している。
この霊圧は、市丸と日番谷だ。
傷はまだ治してないが、紬は霊圧の場所に向かった。
直ぐに着くと日番谷は市丸に攻撃をしていた。
それに市丸によって牢から抜け出した吉良も
巻き添いになり腕が凍っている。
そして市丸も日番谷の刀につく鎖に縛られ凍っていた。
「終わりだ!市丸!!」
「射殺せ"神鎗"」
一瞬で伸びる刀に日番谷はなんとか避けるが、
「…ええの?避けて。死ぬで。あの子。」
「…雛ーー…!!」
ガン!と、市丸の刀を受けたのは
日番谷の部下 乱菊だった。
「松本…!」
「…申し訳ありません。
命令通り隊舎へ帰ろうとしたのですが…
氷輪丸の霊圧を感じて戻ってきてしまいました。」
「…刀をお退き下さい。…市丸隊長。
退かれなければーー…、
ここからは私がお相手致します…!」
市丸はニヤリと笑みを浮かべた。
「大丈夫?吉良くん」
「「「!?」」」
「あ…朝霧さん……!」
紬は吉良に声をかけていた。
「朝霧…!」
驚く日番谷達と違い静かな市丸と目が合う
「なんでまだ怪我したままなん?」
「考え事しながら歩いてたからね」
「その割にはここに着くの早いなあ」
「……どうゆう状況か分からないけど、
何をしているんですか?市丸隊長。日番谷隊長。」
「市丸隊長やなんて他人行儀みたいで嫌やなぁ…
敬語やし…いつも通りで、」
「話を逸らさないで下さい。」
「…何も考えてへんよ。
僕はイヅルを助けよう思うて出してあげたら
十番隊隊長さんにバレてもうて
したら五番隊副隊長さんが現れて
十番隊隊長さんと戦い始めて
次に僕が十番隊隊長さんに攻撃されたんよ。
全部僕が悪いみたいで嫌やなあ」
「てめえ…!」
「日番谷隊長。」
紬は日番谷を止めた。
「ほな。五番隊副隊長さんお大事に」
「………」
市丸は姿を消した。
そして日番谷と乱菊と紬は雛森を四番隊隊舎に運び
ついでに乱菊と紬も治療を受けていた。
「何故お前が彼処に…その傷はどうした。」
「……ちょっとね。
あんだけ目立ってたんじゃ、気づいたら行くよ。
冬獅郎くんはギンくんを注視していたから。」
「…お前は市丸に甘いよな」
「………そう見られてるなら仕方ないのかも」
紬は部屋を出ようとする。
「何処に行く?」
「十三番隊も色々忙しいんだ。
今回の極刑は何かがおかしい。
もう失いたくないんだ…仲間を。」
「………俺は双極を解放してはならないと思ってる。
俺らも極刑を止める側につくぞ。」
「はい」
「………うん。ありがとう。」
すると地獄蝶が知らせる
朽木ルキアの処刑が明日と早まった。
「これは…!」
「…私は隊舎に戻るね。」
「ああ」
紬は瞬歩で消えた。
必ず止めなくてはならない。
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