酒の肴









「いらっしゃいませー!」









尸魂界のとある居酒屋









きょうは乱菊主催の飲み会だった









「団体檜佐木のお連れです。」


「はい!ご案内しますねー!」








面倒な乱菊に頼まれたのであろう








幹事は檜佐木だった









「こちらのお部屋ですー!」ガラッ

「あ!紬おっそーい!!」









この日のメンバーは、









十番隊副隊長の乱菊



三番隊副隊長の吉良



九番隊副隊長の檜佐木



十一番隊第三席の班目



十一番隊第五席の弓親



六番隊副隊長の阿散井だった。










このメンバーで何故自分が呼ばれるのか
紬には理解出来なかった



「ほらここ座った!座った!」

「朝霧さんマジで呑むんすかー?」

「イメージ出来ないっす」

「この子意外と呑むのよー!
いっつも私と呑むからたまにはと思ってね!」

「朝霧さん!僕がつぎますよ!///」

「吉良くん…もう酔っ払ってる…」

「この子が一番弱いのよ!」



場が賑やか過ぎてついていけない



「なに呑む?紬」

「どうせ甘い酒でしょーよ」

「む」



阿散井になめられっぱなしの紬は



「……冷」

「お!今日は飛ばす気ね!いい!いい!」バシッバシッ!

「…乱菊、背中折れる」



紬は何故かずっと乱菊に背中を叩かれる












お酒が到着し乾杯



皆が熱く語り始める



各隊長への愚痴も飛び交ったり



色々話が盛り上がる





「でさー!隊長が仕事仕事ってえー///」

「乱菊、その気持ち分かる。
私なんて部下に言われるし」

「自分の仕事してないからじゃないっすか(汗)」

「何よー!修兵のくせに!」

「ほんとだよ。檜佐木くんのくせに」

「く、くせにって……!」

「朝霧さん、
後ろの編み込みどうなってんの…?
美しいのに複雑でよくわからない…」



弓親は紬の後ろ髪をじっと見る



「編み込んでるだけ。
こんなものぱぱっと出来るよ。
あ、次熱燗下さーい」

「朝霧さん酒とまんねー…(汗」



班目はまじまじと見る



「あれ?阿散井くん呑んでないんじゃない?
熱燗どう?」

「いーすよ!自分の分あるんで!
つかなんすかその"阿散井くん"て」

「?、皆につけてるけど?
乱菊はちゃんが似合わないからだけど。
吉良くん檜佐木くん弓親くん班目くん」

「くんとか下に見られてるみたいで
嫌なんすけど
つか前は呼び捨てだったじゃないすか」

「だって可愛らしいじゃん。
前は生意気だったから」

「可愛ッ………!?(汗)」

「そうやって子ども扱いされてると
ムキになる所とか。」



紬は止まることなく呑む



「み、見た目で言うとあんたが一番
子どもみたいじゃないっすか!
酒が似合わなすぎんだよ!!」

「失礼な。」

「阿散井のいう事も一理ある
何より、他人行儀みたいだからな!」



頭にタオルを巻いた一角は立ち上がり
紬を見下し指差す。



「一角言い過ぎよお!///」

「そんなタイプだっけ?一角って(汗)」

「うるせえ!///」

「そんなに名前で呼ばれたいのか…」



紬はそういうと熱燗をくいっと飲んだ。
そしてフーッと息を吐き、スッと一角を見つめる。



「な…なんだよ…!///」



急に見つめられて一角は動揺する



幼い体つきとはいえ、瞳は憂いて大人びていて
美しい紬に見つめられれば誰しもが動揺する。

しかも今は酒でほんのり頬や目周りが紅い。



「だって年の差って気にしない?」

Σ「そ、そこ!?」

「き、気にしねえっすよ!」

「つか一番気に入らねえのは弓親だけ名前ってことだ!」

「ふふん♪」

「弓親くんは女性みたいだし…ちゃん付けは断られたけど」

「もー!この際あんたもこうやって
呑み仲間作ったんだから呼び捨てにしてあげなさいよ!
あたしみたいに!一角!弓親!恋次!修兵!吉良!」

「……吉良くんは苗字なの?」

「呼びやすいからよ!」

「………」



確かに呼びやすい



「………じゃあ名前がいい人だけで」

「僕は別に」

「お、俺は……(正直呼ばれたい…///)

「………はい」

「はい!!」



手を上げたのは一角と阿散井だった



「一角くん、恋次くん、修兵くん、イヅルくん」

「「「「!!」」」」



皆がドキッと反応した。



男とはそうゆうものだ



「つか結局くん付けかよ」

「その方が呼び易いからね」












その後も呑み続け



潰れた吉良は檜佐木が送ることになった



阿散井も潰れている。









「あんたら運びなさいよ。
同じ隊だった好で」

「へいへい」

「僕は先帰るね〜♪」

「だあ!弓親てめえ!(怒)」



弓親はさっさと帰った。



「紬い!帰るわよお!」



乱菊も酔っている



「やだなー冬獅郎くんに怒られる…」










紬は嫌そうに乱菊の肩を担いだ



「大丈夫っすか?紬さん…(汗)」

「本当は嫌だけどいつものことだから」



体格差で紬は乱菊の胸に潰されそうになりながらも
なんとか十番隊隊舎まで送り届けた。

冬獅郎にキツく怒られたがここまでが
いつもの事だ。