夏の喧騒








「慰安旅行?」



ある日 紬が自室でごろごろしてる所に清音が来ていた



「そうなんです!
女性死神協会理事長事卯ノ花隊長が
慰安旅行へ行こうと案が出まして!
現世の海に行くことになりましたー!」



清音は嬉しそうだった



「嫌だよ。暑いし、焼けるし…」

「卯ノ花隊長にも同じ事が言えますか!?」

「…………言えない」

「さあ!行きますよ!」

「えー」

「さあさあ!」ずるずる



清音は紬を強引にある場所に連れて行った











そこは現世の水着屋



先に隊長格の女性死神が集まり水着を選んでいた



「あら、紬さんも来たのですね」

「卯ノ花隊長。何でこんなことに…」

「紬さんにはこれがいいと思うのだけど…」

「胸ないのにビキニ着たら悲惨ですよ」



紬はぱっとワンピースタイプを手に取るが



「あ!紬さんずるいですよ!」

「それじゃ洋服みたいじゃないですか!」

「七緒ちゃんまで…」



全員からブーイングが起こるが
ビキニは断固拒否する。



すると

「夜一さん…?」

「おー、紬。久しぶりじゃのう」

「夜一さんも慰安旅行に?」

「面白そうじゃからのう」

「いやだからと言って貴方はその…」

「夜一様…、私はやはり黄色が…」

「もう買ってしまったのだからしょうがないじゃろう」



死神と関わらない方が良さそうな夜一は
砕蜂と来ており、水着まで選んであげたらしい。
本人は恥ずかしがっているし、夜一の事だから
きっとろくでもない露出なのだろうと
紬は砕蜂を少し哀れんだ。



皆各々選んで行くが
どのワンピースを選んでもブーイングが起こるため、
渋々 紬もおへそが見えるタイプにした。

胸にフリルがつきスカートタイプの物だ












そしてその足で海に行き着替える









慰安旅行のきっかけは
朽木家にこっそり立てたプールがバレ
破壊されてしまったかららしい。

あの朽木白哉相手によくやる。
ただ女性死神協会会長のやちるなら納得だ。



今回の被害者である白哉とそして一護も来ていた。

さらに恋次と一角
そして何故か浮竹隊長と仙太郎もいる



「浮竹隊長…」

「ああ、紬。実は朽木に誘われてな。
最近は調子がいいし…たまにはと……」フラァ…

「浮竹隊長!!」

「………無茶だと思う」



紬は当たり前だと言わんばかりに呆れる



卯ノ花隊長がすぐに見てくれた。
いてくれて良かったが来てる方が問題だ。



「氷で冷やしたほうがいいんじゃねえか?」

「そうですね。
誰かあの海の家からもらってきてくれませんか?」

「俺が行くよ」

「俺も行くぜ」

「私もかき氷欲しい」

「いや、浮竹さんの心配しろよ(汗)




紬は一護と阿散井の三人は海の家に向かう



すると、

「やっほー!黒崎くーん」

「井上…!なんで!」

「卯ノ花隊長が頼んだんだ。
今日は貸切だぜ」

「そこまでして……」

「それでどうしたの?」

「ああ、浮竹さんが倒れたから
冷やす氷が欲しいんだ」

「わ!大変!
冬獅郎くーん!氷おねがーい!」

「は?」

「やれやれ、
だから無理すんなって言ったんだ」



横になってた日番谷は起き上がる



「冬獅郎くんずるい」

「俺は暑いのが苦手なんだ。
それより氷がいるんだろ」

「あ、ああ!頼むよ」



日番谷は海の家の外に出る











「蒼天にざせ、氷輪丸」



始解した刀を振るい氷を出す



「持っていけ」

「でけえよ」



巨大な氷の竜を一部削り
一護と阿散井は皆の元へと戻った。
しかし紬は海の家に残っている。



「てめえは行かねえのか」

「私も暑いの苦手」

「紬ちゃん!肌赤くなってるよ!
日焼け止めクリーム貸してあげる!」

「ありがとう」



紬は織姫から日焼け止めクリームを受け取る



「冬獅郎くん塗った?貸してもらう?」

「俺はいい」

「そ。」ぬりぬり…



紬は顔・首・デコルテ・腕・お腹・足を塗る



だが

「あ…、織姫ちゃん。……いない…」

「井上さんなら、
乱菊さんに呼ばれて行ってしまったよ。
どうかしたかい?」

「クリーム背中届かないから
塗ってもらおうと思ったんだけど…
ごめん。冬獅郎くん、頼んだ」

Σ「はあ!?(汗)」

「そんな嫌がらないでよ。
背中だけだから」



紬は日番谷に押し付ける



「ぜってえ嫌だ!
向こうまで行って塗ってもらえ!」

「そしたら戻ってこれないじゃん」

「「(健全な男子には辛い要求だな…(汗)」」



側にいた茶渡と石田は同情する



「お願い」

「ッ……!(汗)」



まっすぐ目を見つめられ耐え切れず
結局日番谷は背中を見ずに塗る事に



「ッ〜〜〜!!///」



日番谷の顔は明らかに赤かった



「終わったぞ!(怒)」

「ありがとう」

「ああ…」



日番谷はすぐに横になった



「あー、暇…」







ふと海を見ると怪しい影があったが、
隊長格がこれだけいるなら
何かあっても大丈夫だろうとスルーした

そして皆は何故か砂遊びをしていて
海へ入らないのかと疑問に思う










「石田くん。かき氷欲しい」

「何味がいいんだい?」

「一護。じゃなかったイチゴ」

「その冗談はよしてくれ…(汗)」

「俺は抹茶」

「き、君も食べるのか!」

「何だよいけねえのか」

「石田。今日は卯ノ花さんのお願いだ」

「わ、分かってるよ!
死神に協力するのは今日かぎりだ!」



石田は氷を削り始めた







 


紬はぼーっと海を眺めていると外が賑やかになり
よく見たらスイカの形した化け物が暴れている



「?、冬獅郎くん。あれ…」

「あ?ああ…技術開発局が作ったなんかだ」

「勇音副隊長と七緒副隊長が…、
あれ、石田くんも茶渡くんもあっちに…
あ、恋次くんが吹っ飛んだ」



紬は呑気に解説している



「石田くんかき氷途中のまま放り出したね」

「しゃーねーな」がりがりがり…

「おー」



日番谷はかき氷機で氷を削る



「イチゴと抹茶あった」



紬は在庫を漁ってシロップを見つけた



「美味しい」

「あー、冷える」



二人で呑気に食べてると
いつの間にかスイカお化けが沢山いた



みんな奮闘して壊している



すると乱菊がきた



「あー!隊長と紬さぼり!!」

「いいじゃん。
そっちは楽しそうなんだから」

「俺は暑いのが苦手なんだよ!(怒)」








結局紬は海には一度も入らなかったが
慰安旅行は無事のんびりと終えられた。
紬と冬獅郎だけ。