元気?
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尸魂界 護廷十三番隊一番隊隊舎
「総隊長。
十三番隊副隊長 朝霧紬お連れしました」
「入れ」
ある日 紬は総隊長に呼び出され
一番隊隊舎に訪れていた。
平隊員に客間へ案内されて戸が開くと
中には総隊長しか居なかった。
総隊長の部屋に来るのはかなり久しぶりで
紬は内心珍しく緊張していた。
「お話とは何でしょうか 総隊長。」
「まあ、そんな固くなるな。
そこに座って茶でも飲みながら話そう」
「え、総隊長怖いです」
「何がじゃ」
「………頂きます」
総隊長は座らず盆栽の手入れをしており、
紬は渋々座って出された苦い茶を一口つけた。
総隊長のお茶は苦いから嫌いだ。
「日番谷先遣隊が黒崎一護の元へ
向かったのは知っておるな?」
「はい。随分と大人数で滞在していますね。
日番谷隊長に松本副隊長に阿散井副隊長
斑目第三席に綾瀬川第五席そして朽木ルキア…」
「左様。そこで十番隊隊長
日番谷冬獅郎の希望により、お主も
現世に向かい日番谷先遣隊に合流してもらう」
「……いくら何でも現世に送りすぎでは?」
「相手の力はまだ未知数。
人数は揃えておいた方が良い。
夕刻に穿界門を開く。
茶を飲み終わったら準備に戻れ。」
「お茶はもういいです。
苦いし。失礼します。」
「……」
紬はお茶をだいぶ残し部屋を出た。
総隊長に対して本当は失礼だが
紬は帰るだけなら良いだろうと本音を漏らし
一番隊隊舎を後にした。
そして十三番隊隊舎に戻り、
清音達と浮竹にも説明して穿界門に入り走る
紬が現世に行くのは入隊試験以来だ
穿界門を出るとちょうど目の前が黒崎医院だった。
霊圧的に皆集まっている。
「……来たか」
「あ?(汗)」
一護との話の途中、日番谷は外を見る
目が合った瞬間 紬は消え、
一護の背後にいた。
「わ。」
「わああああ!!!!(汗)」ドタアッ!
「え、びっくりした…」
「びっくりしたのはこっちだ!!
何でいきなり背後にいるんだよ!(怒)」
「驚かせたかったから」
「驚かすならもっと無邪気にやれ!(怒)」
「無邪気だったら驚かないの?」
「驚くわ!(怒)」
背後から耳元で声をかけられ、
一護はビビって腰を抜かし
紬に対しても怒って声を荒げた。
「紬も呼ばれてたっけー?」
「冬獅郎くんに呼ばれた」
「日番谷隊長だ(怒)お前らの騒ぎようじゃ
俺だけじゃ手に負えねえからな」
「隊長ひどーい!
子どもじゃないんだからー!」
「さっそく学校で騒ぎ立てただろうが(怒)」
「これ着にくいね。初めてだから面倒」
「着方不器用っすね」
「朝霧副隊長、手伝います!」
ルキアが手伝い紬はなんとか義骸に入れた
「何で制服?足スースーする」
「だって制服着てみたかったんだもーん」
「乱菊は現世の警察に補導されると思う」
「何よ補導ってー!」
乱菊の制服は健全な高校生には刺激が強い
「話の途中じゃないの?」
「…ああ。
大虚よりまだ上にいるって話だったな」
日番谷は体制を変え一護と向き合う
「正確には大虚の中に
更に三つの階級が存在するんだ。
一つ目は"ギリアン"
大虚の中の最下層で
人間に例えるなら雑兵に近い
数も多く全て同じ姿をしているのが特徴で
尸魂界で一般に大虚として
教本などに載せられているのはこのタイプだ
お前が尸魂界に来る前に戦って追い払った
大虚がこのギリアンだな」
「…あいつが……雑兵…(汗)」
「こいつは巨大だが、
動きが緩慢で知能は獣並
隊長クラスなら倒すのに問題は無い
問題は次からだ。
二つ目は"アジューカス"
ギリアンよりもやや小さく数も少ないが
知能が高く戦闘能力はギリアンの数倍
数の多いギリアンをまとめる存在だ。
そして三つ目が"ヴァストローデ"
最上級の大虚
大きさは虚としては極めて小型で
人間と同程度
数は極めて少なく虚圏全域に
数体しかいないと言われているが……
ハッキリ言う。
このヴァストローデ級の戦闘能力は
隊長格より上だ!
そして破面化によって大虚どもが
手に入れる力は未知数だが
隊長格が三人抜け
それがそのまま大虚共の上についた今
これだけは言える
もし現時点で藍染の下に
このヴァストローデ級が十体以上いたら……
尸魂界は 終わりだ」
日番谷の真剣な話が話が終わったあと
何故か縫いぐるみの観察になっていた。
「ははーん!!!なるほどなー!
こいつなんで動いてんのかと思ったら義魂丸だったのか…
てっきりすげーカラクリで動いてんだと思ってたぜ」
「よー」
「ソウル・キャンディを縫いぐるみに
入れてんのなんて初めて見たわ。
てか縫いぐるみに入れても動くもんなのねえ
さすが技術開発局。無茶な作りだわ」
「二人とも縫いぐるみに何言ってるの?
全く動いてないし、口から液体出てるよ。
一護くんのヨダレ?」
「何でだよ!!(怒)
つかお前らいつ帰んだよ!?」
「何言ってんだ帰んねえよ。
破面共との戦いが終わるまでは現世にいるぜ」
「居るぜ…って
寝るとことかどうすんだよ?
言っとくけどウチにはこんな人数
泊めるスペース無えかんな!」
「えー!!!あたしも駄目?」
「う…ええ!?(汗)
いや フツーに考えたらあんたが一番ダメだろ!!
つーかなんで自分はオッケーだと
思ってんのかがわかんねーよ!!」
「…………」
「ぅおおおッ!?(汗)
な…何してんだコラ!!
ボタン一個外してもダメなもんはダメだかんな!
スカートちょっと上げてもダメだッ!
ちくしょうッ…!
そんな誘惑には屈しねえ…ッ!
断じて屈しねえ男だぜ俺は!!」
「だったら指の隙間閉じたらどうだ」
「健全だねー」
結局皆追い出される事になってしまった。
まあこの部屋だけで6人+で寝る方が無理がある。
「…まあ、とりあえず……
あたしは織姫んとこ泊めてもらうわ!!」
「もらうわ!って
もう井上に許可とったのかよ?(汗)」
「とってないけど、
あの子は頼めば嫌とは言わないわよ!」
すると急に縫いぐるみが飛び出し
乱菊のチョップでまた止まった。
「紬も行くでしょ?隊長も来ます?」
「行くかボケ!」
「来ればいいのに〜楽しいですよォ」
「お前がな」
「私は…夜一さんの所行く」
「夜一さんの?」
「一護くん知ってるんでしょ?教えて」
「朝霧副隊長…!
あそこには浦原という変態もいます…!
やめておいた方が……」
「…その変態に色々用があるから大丈夫」
「俺も行くぜ。
たった数日で一護を俺らと戦えるレベルまで鍛え上げた人だ。
一度会って見ておきてえ。
それに…色々と訊きてえこともあるしな」
紬は阿散井と浦原の下へ向かった
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