守る側










「アメリ大丈夫!?」

「う、うん!ありがとうベポ!」

「みんな無事か!?」

「問題ねェ!」



皆んな部屋の端まで吹き飛んでいき、
私は背中をベポに守られたから痛みはなく、
4人とも無事だった。



「……ただのデブじゃねェぞ」

「ああ。重くて、しかも速い」

「ひとりで俺たち4人を相手にしようとしてるんだ。
強さには自信があるんだと思う」

「ぶっひょっひょ!
見事に分断されてしまったでごわすなあ。
ザコ4匹を狩るだけとは楽な仕事でごわ……Σぶひょ!?」

「「「「?」」」」



豚みたいな変な笑い方をするボアケーノは
私たちの方を見ると驚いたような顔をした。
何事かと思っていると、



「ぶひょ〜!!小娘がいると思ったが、
なかなか良い女でごわす!お前がわしのモノになるなら
このザコ共を殺さず見過ごしても良いでごわすよ!」

Σ「「「はあ!?」」」



ボアケーノが何を言い出すかと思えば、
そんな事を言い出してベポとシャチとペンギンは
声を上げて驚き、私は呆れて開いた口が塞がらなかった。



「何を言ってんだテメェ!!」

「アメリを渡すわけねえだろ!」

「ぶっひょっひょっ!!
こんなザコと死ぬより良いと思うでごわす!」

「良くない!私、デブはタイプじゃないから!」

Σ「「「そこかよ!!?」」」

Σ「なに〜!?わしのことをデブと言ったでごわすな!
それは相撲取りに対する最大の侮辱!
貴様から肉片に変えてやるでごわすうううっ!!」

「アメリ危ねえ!」



ボアケーノはデブって言ったのが癇に障って
私たちの方へ突進してきた。
私は自分の身体に力を込めて
体当たりをしてくる瞬間に蹴り飛ばすと
吹き飛んで石レンガの壁に体がめり込んだ。



「ガッ……!」

「凄えアメリ!」

「そうだ!アメリには能力があったんだ!」

「心強い!」

「ふぬ……能力者か…!わしの美しい肉体に傷をつけて、
絶対に許さないでごわすよ…!!」



ボアケーノはボロボロになりながらも
めり込んだ壁から抜け出して
さっきとは違う酷く睨んだ顔をしていた。



「喰らうでごわす……W発気宵(はっけよいW!!」



ボアケーノはまた突進してきたから
私はタイミングを合わせて思いっきり蹴り飛ばした。
骨や筋肉の強度を高めて振りかぶった威力も増し増し
それによって女の私でも巨体のボアケーノを吹き飛ばせた。

吹き飛んだボアケーノは壁にめり込んで
気を失ったらしく白目剥いてかくんと崩れた。



「や…やった!私勝ったよ!皆んな!」

「アメリ凄えよ!カッコ良かった!」

「俺ら見てるだけだったよ!」

「おい!喜ぶのは早え!ローさん達を追い掛けるぞ!」

「そうだ バッカ…!」



バッカの能力はいくらローが強くても心配だ。
私たちは直ぐにロー達を追い掛けた。














>

トップページへ