北の夏島
▽
私がオジサンを釣り上げた事がキッカケに
私たちはそのオジサンを乗せて
元々の目的の島 シーランス島へ送り届ける事になった。
オジサンの名前はルドルフ。
昔は国内チャンピオンにもなった
有名なサーファーらしいんだけど
今は隠居して漁を生業にして
シーランス島で暮らしているらしい。
さっき釣った魚はペンギンが調理してくれて
ルドルフと一緒に食堂でご飯を食べていた。
「じゃあ、そのシーランス島は気候は暖かいのか?」
「北の海にしてはだよ。今の気温は20〜25度。
真夏の時期でも上がって28度くらいだ。」
「20度超えるなんて凄い!
旅してるって感じだね ロー!」
「お前らは気温の変化に体壊さねえようにしねえとな。」
「俺 熱いの苦手だ…」
「あんたらは何しにシーランス島へ?
見た感じ貿易船じゃなさそうだが…」
「俺たちは海賊だ。」
Σ「か、海賊!?」
「うわ、汚っ」
私たちが海賊だと驚くとルドルフはご飯を撒き散らした。
「あ、あんたら海賊だったのか!?
若けぇし、そうは見えねえが…!」
「まだ出航したばかりだ。」
「そ、そうなのか……、
いや、海賊でも命の恩人だ…!
ちなみにあんたら賞金はもうついてんのか?」
「まだだ。」
「そ、そうか…」
「……」
海賊だと知ってからルドルフの挙動は不振になっていた。
出航したばかりの海賊船とはいえ、
海賊には変わらないならやっぱりバッカのような
海賊をイメージされて怖がられるんだろうな…。
「ローさん、島が見えてきたよ!」
「分かった」
「わーい!島だー!」
ベポから報告を受けて直ぐにデッキに出た。
島がある方角の方を見ると大きなヤシの木が目立つ
雪が積もっていない島が見えて、
私は思わず目をキラキラさせた。
心臓がドキドキしていて早く上陸したい!
「あの木なんだろ!葉っぱデカい!」
「ヤシの木だよ!実がなっていて
あの実はジュースにして飲んで美味しいんだって!
本で読んだことある!」
「美味いのかー!楽しみだなー!」
「お、おい…あんたら、親切で言うが
島では目立つ行動はやめておいた方が良いぞ…」
「言われなくてもそのつもりだが、何かあんのか?」
「この島は海軍の駐屯地があるんだよ。
正面の港から東に行った所に…賞金がかかってないなら
大人しくしとけば誰もあんたらが海賊だなんて思わねえ。
だから島では暴れないこった…」
「そう言っても船に海賊旗描いちゃってるけど…」
Σ「何!?」
「ヴォルフが描いてくれたもんねー!」
「嬉しかったなーアレ」
Σ「な、なんてこった!
それじゃあ海軍に丸わかりだ…!」
私たちがのんびりと話していると、
ルドルフだけ1人焦っていた。
「お前には迷惑かけないよう直ぐ下すよ。
そしたらもう他人だ。後は俺らが勝手に別の港に着いて…」
「そうじゃねえんだよ…この島は……!」
「?、どういう事だ?」
「アンタらが海賊だって分かった時点で
この島の全員があんたらの敵なんだ…!
海軍の命令で海賊を見掛けたら捕まえろって…」
「え?報告しろじゃなくて捕まえろ?
それって町民を危険に晒すようなものじゃ…」
「そうさ…海軍は海賊が現れた場合
俺たちに捕まえさせて手柄を取るんだ。
賞金がついてれば1割貰えるだけで
後は奴らの私益に使われる……
だが、俺らも動かなきゃ反逆と見做して
刑罰を受けられるから誰も逆らえない…
だからアンタらを捕まえなきゃならない…」
「海軍は味方じゃなかったの?
そんな悪い海軍がいるの?」
「……」
私は困惑した様子でローを見ると
ひどく怖い顔をしていてビックリした。
「あんたらは命の恩人だ…だから悪いことは言わない。
俺を置いたらすぐに別の島に……」
「いや、船は停泊する。
ただ、島ギリギリまで潜水して
海軍基地の反対側の港…
人気のない場所に止めよう。」
「アイアーイ!」
Σ「潜水!?」
「ああ、この船は普通の海賊船じゃねえんだ。」
そうだ。この船はヴォルフが数年かけて作り上げた
最高の船なんだ。普通の海賊船とは違って
身を隠す事だって出来るんだ。
ベポは操縦するシャチに説明をして
船は直ぐに海の中へと潜った。
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>私がオジサンを釣り上げた事がキッカケに
私たちはそのオジサンを乗せて
元々の目的の島 シーランス島へ送り届ける事になった。
オジサンの名前はルドルフ。
昔は国内チャンピオンにもなった
有名なサーファーらしいんだけど
今は隠居して漁を生業にして
シーランス島で暮らしているらしい。
さっき釣った魚はペンギンが調理してくれて
ルドルフと一緒に食堂でご飯を食べていた。
「じゃあ、そのシーランス島は気候は暖かいのか?」
「北の海にしてはだよ。今の気温は20〜25度。
真夏の時期でも上がって28度くらいだ。」
「20度超えるなんて凄い!
旅してるって感じだね ロー!」
「お前らは気温の変化に体壊さねえようにしねえとな。」
「俺 熱いの苦手だ…」
「あんたらは何しにシーランス島へ?
見た感じ貿易船じゃなさそうだが…」
「俺たちは海賊だ。」
Σ「か、海賊!?」
「うわ、汚っ」
私たちが海賊だと驚くとルドルフはご飯を撒き散らした。
「あ、あんたら海賊だったのか!?
若けぇし、そうは見えねえが…!」
「まだ出航したばかりだ。」
「そ、そうなのか……、
いや、海賊でも命の恩人だ…!
ちなみにあんたら賞金はもうついてんのか?」
「まだだ。」
「そ、そうか…」
「……」
海賊だと知ってからルドルフの挙動は不振になっていた。
出航したばかりの海賊船とはいえ、
海賊には変わらないならやっぱりバッカのような
海賊をイメージされて怖がられるんだろうな…。
「ローさん、島が見えてきたよ!」
「分かった」
「わーい!島だー!」
ベポから報告を受けて直ぐにデッキに出た。
島がある方角の方を見ると大きなヤシの木が目立つ
雪が積もっていない島が見えて、
私は思わず目をキラキラさせた。
心臓がドキドキしていて早く上陸したい!
「あの木なんだろ!葉っぱデカい!」
「ヤシの木だよ!実がなっていて
あの実はジュースにして飲んで美味しいんだって!
本で読んだことある!」
「美味いのかー!楽しみだなー!」
「お、おい…あんたら、親切で言うが
島では目立つ行動はやめておいた方が良いぞ…」
「言われなくてもそのつもりだが、何かあんのか?」
「この島は海軍の駐屯地があるんだよ。
正面の港から東に行った所に…賞金がかかってないなら
大人しくしとけば誰もあんたらが海賊だなんて思わねえ。
だから島では暴れないこった…」
「そう言っても船に海賊旗描いちゃってるけど…」
Σ「何!?」
「ヴォルフが描いてくれたもんねー!」
「嬉しかったなーアレ」
Σ「な、なんてこった!
それじゃあ海軍に丸わかりだ…!」
私たちがのんびりと話していると、
ルドルフだけ1人焦っていた。
「お前には迷惑かけないよう直ぐ下すよ。
そしたらもう他人だ。後は俺らが勝手に別の港に着いて…」
「そうじゃねえんだよ…この島は……!」
「?、どういう事だ?」
「アンタらが海賊だって分かった時点で
この島の全員があんたらの敵なんだ…!
海軍の命令で海賊を見掛けたら捕まえろって…」
「え?報告しろじゃなくて捕まえろ?
それって町民を危険に晒すようなものじゃ…」
「そうさ…海軍は海賊が現れた場合
俺たちに捕まえさせて手柄を取るんだ。
賞金がついてれば1割貰えるだけで
後は奴らの私益に使われる……
だが、俺らも動かなきゃ反逆と見做して
刑罰を受けられるから誰も逆らえない…
だからアンタらを捕まえなきゃならない…」
「海軍は味方じゃなかったの?
そんな悪い海軍がいるの?」
「……」
私は困惑した様子でローを見ると
ひどく怖い顔をしていてビックリした。
「あんたらは命の恩人だ…だから悪いことは言わない。
俺を置いたらすぐに別の島に……」
「いや、船は停泊する。
ただ、島ギリギリまで潜水して
海軍基地の反対側の港…
人気のない場所に止めよう。」
「アイアーイ!」
Σ「潜水!?」
「ああ、この船は普通の海賊船じゃねえんだ。」
そうだ。この船はヴォルフが数年かけて作り上げた
最高の船なんだ。普通の海賊船とは違って
身を隠す事だって出来るんだ。
ベポは操縦するシャチに説明をして
船は直ぐに海の中へと潜った。
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