同居人
▽
ガラクタ屋は天才発明家なんて言ってたが、
実際にはガラクタばっか発明するガラクタ屋だった。
気付けば俺とガラクタ屋だけ部屋に残って
女はいなくなっていて、それを聞いたら
「風呂じゃろ、覗くなよ?」
Σ「覗かねえよ!!」
ヴォルフに心外な事を言われて思わず怒鳴った。
「アイツはお前の孫とかなのか?」
「ん?アメリか?あいつもお前と似た境遇じゃ」
「え…」
「貿易船に忍び込んでここへ来た。
まぁ、詳しくはワシからは言えないがの。
お前と同じギブ&テイクの関係じゃ。」
てっきりヴォルフの孫かと思っていたが違った。
俺と同じように別の島から逃げてきたんだ。
誰かに追われているのか?
もし追われているようなら俺も気を付けなきゃならない。
アイツ以外にも海軍にも海賊にも
全て俺にとっては敵なんだから。
俺はアイツに話を聞くことにした。
この部屋にはリビングとヴォルフの部屋
そしてこの部屋だけらしく
この部屋はアイツのものだったらしい。
風呂から出たアイツはこの部屋に戻ってきた。
「今日はローがそのベッド使って良いよ。
明日にでもヴォルフが2段ベットにするって。」
「いや、お前がこっちで寝ろよ。
俺は後から入って来たし、お前にも助けられた。」
「え!良いよ!今日まで大変だったんだし!
ゆっくり寝て体力戻さないと
ヴォルフのお手伝いクタクタになっちゃうよ!」
「それで銃持ってたのか?」
「今日のスープの肉 私が捕ったキジなんだ。
シカとかイノシシもよく捕るよ。
でも私はラム肉が好きだなー。」
「お前、名前は?」
「私はアメリ。ねえ、ローって歳いくつ?
近そうだけど…」
「13。」
Σ「え!?もっと下だと思ってた!
私 11歳だよ!身長変わんないのに!」
Σ「な…!それは病気があったから
栄養がいきにくかったんだ!」
「ご、ごめんなさい…!」
「お前なんでこの島に来たんだよ」
「それは…えっと…」
俺が聞くとアメリは困ったように俯いた。
俺はあの時溜めてたもんを吐き出したから言えたが、
こいつはすでにヴォルフには話していて
わざわざ俺には話したくないんだろうと直ぐに分かった。
「話したくないならいいよ。
でもこれから俺も住ませてもらうから
お前の事も知っておきたいと思っただけだ。」
「……ごめんなさい…今は言えない…
言いたくない…嘘は、つきたくないから…」
「分かった。ただ気になっただけだ。
言ってもよくなったら教えてくれよ。」
「うん…ありがとう。」
アメリは本当に申し訳なさそうに言っていた。
困らせるつもりは無かったんだけど
よっぽど言いたくない事だったんだろう。
俺はアイツに背を向けた形で布団に潜った。
君の方が辛いのに涙なんか…!
痛ェのはお前の方だったよな…
がわいそうによォ……!!ロー…!!
俺の事で泣いてくれて、似た言葉をかけてくれた。
思わずあの人を思い出してまた泣きそうになったが、
ギュッと目を閉じて俺は眠りについた。
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>ガラクタ屋は天才発明家なんて言ってたが、
実際にはガラクタばっか発明するガラクタ屋だった。
気付けば俺とガラクタ屋だけ部屋に残って
女はいなくなっていて、それを聞いたら
「風呂じゃろ、覗くなよ?」
Σ「覗かねえよ!!」
ヴォルフに心外な事を言われて思わず怒鳴った。
「アイツはお前の孫とかなのか?」
「ん?アメリか?あいつもお前と似た境遇じゃ」
「え…」
「貿易船に忍び込んでここへ来た。
まぁ、詳しくはワシからは言えないがの。
お前と同じギブ&テイクの関係じゃ。」
てっきりヴォルフの孫かと思っていたが違った。
俺と同じように別の島から逃げてきたんだ。
誰かに追われているのか?
もし追われているようなら俺も気を付けなきゃならない。
アイツ以外にも海軍にも海賊にも
全て俺にとっては敵なんだから。
俺はアイツに話を聞くことにした。
この部屋にはリビングとヴォルフの部屋
そしてこの部屋だけらしく
この部屋はアイツのものだったらしい。
風呂から出たアイツはこの部屋に戻ってきた。
「今日はローがそのベッド使って良いよ。
明日にでもヴォルフが2段ベットにするって。」
「いや、お前がこっちで寝ろよ。
俺は後から入って来たし、お前にも助けられた。」
「え!良いよ!今日まで大変だったんだし!
ゆっくり寝て体力戻さないと
ヴォルフのお手伝いクタクタになっちゃうよ!」
「それで銃持ってたのか?」
「今日のスープの肉 私が捕ったキジなんだ。
シカとかイノシシもよく捕るよ。
でも私はラム肉が好きだなー。」
「お前、名前は?」
「私はアメリ。ねえ、ローって歳いくつ?
近そうだけど…」
「13。」
Σ「え!?もっと下だと思ってた!
私 11歳だよ!身長変わんないのに!」
Σ「な…!それは病気があったから
栄養がいきにくかったんだ!」
「ご、ごめんなさい…!」
「お前なんでこの島に来たんだよ」
「それは…えっと…」
俺が聞くとアメリは困ったように俯いた。
俺はあの時溜めてたもんを吐き出したから言えたが、
こいつはすでにヴォルフには話していて
わざわざ俺には話したくないんだろうと直ぐに分かった。
「話したくないならいいよ。
でもこれから俺も住ませてもらうから
お前の事も知っておきたいと思っただけだ。」
「……ごめんなさい…今は言えない…
言いたくない…嘘は、つきたくないから…」
「分かった。ただ気になっただけだ。
言ってもよくなったら教えてくれよ。」
「うん…ありがとう。」
アメリは本当に申し訳なさそうに言っていた。
困らせるつもりは無かったんだけど
よっぽど言いたくない事だったんだろう。
俺はアイツに背を向けた形で布団に潜った。
君の方が辛いのに涙なんか…!
痛ェのはお前の方だったよな…
がわいそうによォ……!!ロー…!!
俺の事で泣いてくれて、似た言葉をかけてくれた。
思わずあの人を思い出してまた泣きそうになったが、
ギュッと目を閉じて俺は眠りについた。
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