Get Ready
▽
「合宿?」
「うん。今週末からGWでIH予選まで1ヶ月だし
一気に詰めていかないと厳しいかなって」
奈緒は昼休みに知夏に合宿の話をした。
しかしその間にも部費が出ない事実を知った花園達は
朝から練習までの間 授業には出ずバイトをしている事を
奈緒は知る由もなかった。
「それ受け入れてくれたんだ?先輩達」
「勿論」
「そっか ほんとに真面目にやるつもりなんだ」
「初心者は安原先輩と茶木先輩と鍋島先輩
千秋先輩と百春先輩は経験者なんだよ。
それにプラス車谷君と夏目君の7人。」
「奇数だしろくな練習出来ないね」
「女子は合宿ないの?」
「無いよ。旅行行く話ばっか聞いてたな。」
「知夏ちゃんは?」
「あたしは店番かテキトーに過ごすよ」
「……」
ジッと見つめる七尾に知夏は察した。
「手伝えって?」
「まだ何も言ってないよ」
「合宿来てくれるんですか!?」
「「わあ!!(汗)」」
いきなり横から大声を出されて知夏と七尾が驚くと
空が嬉しそうにニコニコとした表情をしていた。
「びっくりしたー(汗)」
「いきなり大声出さないでよ」
「ご、ごめん!話聞こえてつい…!(汗)
えと…名前……!」
「広末知夏。合宿はそうだなー…奈緒が心配だしなぁ」
「広末さん来てくれたら4対4出来るじゃん!
来てよ!来て来て来て!」
「落ち着け。一応親父には確認取らせて。
夏休みバイド代わりに小遣いも貰う予定だったんだ」
「うん!わかった!良かったね七尾さん!」
「うんっ」
「まだ決まってないのに…」
結果知夏は二人の思惑通りにGW合宿参加が決定した。
父親に事情を話すとあっさりとOKを出されてしまったからだ。
ーーーーーー…*°
GW初日 七尾に集合時間を教えてもらい
体育館前に集合したところに混ざると
アウェイ感が半端なく漂ってくる。
「えと…お前は確か、」
「なんでいるんじゃ」
「奈緒一人じゃ心配なので監視です。」
「お願いします!広末さん!」
「知夏ちゃんには私のサポートと
練習にも少し手伝ってもらえる事になりました」
「よろしくお願いします」
知夏はとりあえず礼儀として軽く頭を下げる。
千秋や安原達は女子が増えただけで鼻の下が伸びる。
ただトビは少し不機嫌な表情のままだった。
「それじゃ今日は初日なんでカルめに
練習しましょう!
着替えたら体育館に集合です!!」
「押忍!!」
体育館で準備をしていると
知夏は先にどんな練習をするのか七尾に聞いた。
紙を渡されホワイトボードに書いて欲しいと言われ
メモを見ると悍ましいほどの練習メニューだった。
ほとんど自分が嫌いなメニューばかりだ。
「……不足した時しか参加しないからね」
「参加してもいいんだよっ」
「……」
七尾の目はガチなのか冗談なのか分からない。
練習が始まるとひたすらシャトルラン
身体の使い方が慣れてる経験者はまだ走れるが
未経験者にとっては重心のかけ方が無駄に働き
すぐにバテてゾンビ化となる。
七尾の隣で知夏は眺めていると
誰か近寄ってくると思い振り向くと藪内円がいた。
「藪内先輩」
「や。広末さん来てたんだ」
「奈緒が心配だったんで」
「あー…そうだよね(笑)」
「先輩はなんで?」
「あー…暇で散歩してたらもしかしたらと思って」
藪内は本当は家族が旅行に行き、
一人だけ置いていかれたのだが後輩に言えなかった。
「よかったら私も手伝うよ
多い方が奈緒ちゃんの負担が少ないだろうし」
「ありがとうございますっ!」
「ありがとうございます」
知夏も一応マドカは先輩なので礼を言って軽くお辞儀をした。
「では、先輩は夕食の準備をお願いしても良いですか?」
「うん 任せて」
「(先輩 料理出来るのか…美人でスペック高いな)」
知夏がそんな事を思っていたが
夕食の時間になるとその評価は暴落した。
待ちに待った夕食の時間
なのだが家庭科室から異臭が漂い
顔色が真っ青になる。
何故がっつり魚の骨が見えたり
廃棄するような野菜の芯が見えたり
どういう味付けしたらこんなに臭いのか
最早別の意味で凄い料理が並べられている。
「どーしたのみんな?
遠慮しないでどんどん食べて?」
本人はしっかりと食べている。
味音痴にも程があるのだが
空達含め七尾まで席を立って知夏も立ち上がり
家庭科室を出て行ってコンビニに行く事にした。
コンビニから帰ってきた後
一人残ってあの料理を食べた花園百春は
救急車へ運ばれて合宿を離脱した。
▽
>「合宿?」
「うん。今週末からGWでIH予選まで1ヶ月だし
一気に詰めていかないと厳しいかなって」
奈緒は昼休みに知夏に合宿の話をした。
しかしその間にも部費が出ない事実を知った花園達は
朝から練習までの間 授業には出ずバイトをしている事を
奈緒は知る由もなかった。
「それ受け入れてくれたんだ?先輩達」
「勿論」
「そっか ほんとに真面目にやるつもりなんだ」
「初心者は安原先輩と茶木先輩と鍋島先輩
千秋先輩と百春先輩は経験者なんだよ。
それにプラス車谷君と夏目君の7人。」
「奇数だしろくな練習出来ないね」
「女子は合宿ないの?」
「無いよ。旅行行く話ばっか聞いてたな。」
「知夏ちゃんは?」
「あたしは店番かテキトーに過ごすよ」
「……」
ジッと見つめる七尾に知夏は察した。
「手伝えって?」
「まだ何も言ってないよ」
「合宿来てくれるんですか!?」
「「わあ!!(汗)」」
いきなり横から大声を出されて知夏と七尾が驚くと
空が嬉しそうにニコニコとした表情をしていた。
「びっくりしたー(汗)」
「いきなり大声出さないでよ」
「ご、ごめん!話聞こえてつい…!(汗)
えと…名前……!」
「広末知夏。合宿はそうだなー…奈緒が心配だしなぁ」
「広末さん来てくれたら4対4出来るじゃん!
来てよ!来て来て来て!」
「落ち着け。一応親父には確認取らせて。
夏休みバイド代わりに小遣いも貰う予定だったんだ」
「うん!わかった!良かったね七尾さん!」
「うんっ」
「まだ決まってないのに…」
結果知夏は二人の思惑通りにGW合宿参加が決定した。
父親に事情を話すとあっさりとOKを出されてしまったからだ。
ーーーーーー…*°
GW初日 七尾に集合時間を教えてもらい
体育館前に集合したところに混ざると
アウェイ感が半端なく漂ってくる。
「えと…お前は確か、」
「なんでいるんじゃ」
「奈緒一人じゃ心配なので監視です。」
「お願いします!広末さん!」
「知夏ちゃんには私のサポートと
練習にも少し手伝ってもらえる事になりました」
「よろしくお願いします」
知夏はとりあえず礼儀として軽く頭を下げる。
千秋や安原達は女子が増えただけで鼻の下が伸びる。
ただトビは少し不機嫌な表情のままだった。
「それじゃ今日は初日なんでカルめに
練習しましょう!
着替えたら体育館に集合です!!」
「押忍!!」
体育館で準備をしていると
知夏は先にどんな練習をするのか七尾に聞いた。
紙を渡されホワイトボードに書いて欲しいと言われ
メモを見ると悍ましいほどの練習メニューだった。
ほとんど自分が嫌いなメニューばかりだ。
「……不足した時しか参加しないからね」
「参加してもいいんだよっ」
「……」
七尾の目はガチなのか冗談なのか分からない。
練習が始まるとひたすらシャトルラン
身体の使い方が慣れてる経験者はまだ走れるが
未経験者にとっては重心のかけ方が無駄に働き
すぐにバテてゾンビ化となる。
七尾の隣で知夏は眺めていると
誰か近寄ってくると思い振り向くと藪内円がいた。
「藪内先輩」
「や。広末さん来てたんだ」
「奈緒が心配だったんで」
「あー…そうだよね(笑)」
「先輩はなんで?」
「あー…暇で散歩してたらもしかしたらと思って」
藪内は本当は家族が旅行に行き、
一人だけ置いていかれたのだが後輩に言えなかった。
「よかったら私も手伝うよ
多い方が奈緒ちゃんの負担が少ないだろうし」
「ありがとうございますっ!」
「ありがとうございます」
知夏も一応マドカは先輩なので礼を言って軽くお辞儀をした。
「では、先輩は夕食の準備をお願いしても良いですか?」
「うん 任せて」
「(先輩 料理出来るのか…美人でスペック高いな)」
知夏がそんな事を思っていたが
夕食の時間になるとその評価は暴落した。
待ちに待った夕食の時間
なのだが家庭科室から異臭が漂い
顔色が真っ青になる。
何故がっつり魚の骨が見えたり
廃棄するような野菜の芯が見えたり
どういう味付けしたらこんなに臭いのか
最早別の意味で凄い料理が並べられている。
「どーしたのみんな?
遠慮しないでどんどん食べて?」
本人はしっかりと食べている。
味音痴にも程があるのだが
空達含め七尾まで席を立って知夏も立ち上がり
家庭科室を出て行ってコンビニに行く事にした。
コンビニから帰ってきた後
一人残ってあの料理を食べた花園百春は
救急車へ運ばれて合宿を離脱した。
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