夏場の小噺王子様






轟+葉隠

「毎日暑いねー嫌になっちゃうよ!」
「本当だね。透いつも薄着だけど、女の子がそんなに肌を見せちゃいけないよ。」
「み、見えてないのに?!」

「ていうか、葛城くん轟くんとそんな仲良かったっけ?」近いね
「え?ああ、仲良いよ。それなりに」
「嘘つけ。暑いだけだろ」
「王子様暑がりなんだねぇ」
「今年は異常だろ、轟仲良くしようぜ」
「どうせ俺の身体が目当てなだけだろうが」
「誤解を招く言い方はやめてくれる!?そうだけど!」

「(葛城君...?!轟君狙ってるの...!?!)」





蛙吹+派閥

「あれ、梅雨ってば傘忘れちゃったのかい」
「ケロ...そうなの。どうしようかしら...」
「俺の傘で良ければ入っていかない?広めだからさ」
「今日はお言葉に甘えようかしら。助かるわ、葛城ちゃん」
「いーよいーよ。さ、お入りお姫様」

「ラッキー!葛城サンキュー!!」
「お!葛城傘あんじゃん!俺も入れてー!」
「濡らしたらぶっ殺す」
「俺はいーや、満員みたいだし。先帰ってんぞー」

「グアアア楽園が急にむさ苦しい!!そんな5人も入んねーよ馬鹿野郎共が!てか切島いっそお前も入っとくノリだろ!」







砂藤+芦戸

「あっ!王子お風呂上がりだー!」
「三奈も?なんかラッキーだなァ」
「そー!砂藤が今日はアイス試作したらしいんだー」
「へえ、そりゃ良いタイミング」

「お。葛城!お前も食べるか?」
「ああ。頂くよ、ありがとう」
「林檎のソルベとチョコチップ。初めて作ってみたから美味いかは分かんねーけど...」
「んー!美味しいよ!!流石砂藤ー!」
「いや、本当に美味い...。ヒーロー目指すの辞めて菓子屋とかやんなよ...まじで...毎日行くよ...ほんと...なぁ...」
「ね!」
「そんなに言って貰えると照れるぜ...ありがとう二人とも」
「マジで店出せよ...」





麗日+障子

「葛城」
「おお、障子。すげー大量のスイカ。一個持つよ」
「すまん助かる。相澤先生が皆で食べるようにとくれたものだ」
「ホー...こりゃ立派なもんばっかだなァ」

「あっ葛城くん!スイカ塩かける派?」
「かけたことない。美味いの?ていうかお茶子、俺持つよ」
「わたしも一緒に頼まれたんやし良いよ!全然持てるし!なんなら浮かしてまえば良いから」
「いやいやいや、女の子じゃん。重いだろう」
「女子でもヒーロー志望やから大丈夫!持てるんなら障子くんのもう一個持ってあげて?一緒に行こう!」