狼なんだから




かっちゃんと仲直りしてから、かっちゃんに貰ったネックレスを付けられるようになった。それからというもの関係は良好だった。というかあまり変わらない。かっちゃんが少し甘えたになった所以外は。今日は雄英の体育祭でかっちゃんが活躍していたのを見ていた。やはりかっちゃんはかっちゃんのようで選手宣誓の時からすっ飛ばしていた。対戦相手が本気を出していなかったとかでキレ回していたけど彼が一番になり体育祭は終了した。携帯が鳴ったので見ると終わったら褒美寄越せだという謎のメールが届いていた。何が欲しいのだかっちゃん。とりあえず急いで唐辛子を買って家に帰った。きっと色々と終わったらまた私のところにくるだろうからね。案の定すぐにかっちゃんは家にやって来た。

「かっちゃん、いらっしゃい」

「おー」
かっちゃんは玄関先で私が出迎えたら怒鳴らずに素直に言葉を受け取った。それだけでもおかしいが更におかしいのは両手を広げて私をじっと見つめていた。

「ん?」

「褒美くれ」

「んん??」
何?両手一杯の褒美とはなんぞや。

「何?ぬいぐるみでも欲しいの?」

「ちげぇ」

「ご褒美にハバネロ買ってきたよ」

「それもちげぇ!」

「えー」
分かれや!とやっぱり怒られたと同時にかっちゃんに抱き締められた。成る程

「かっちゃんは私が欲しかったのね、」

「……悪いかよ」
おお、素直!このようにかっちゃんは家にいる時のみだがデレ度がアップしている。というのも恐らく私が受け入れられるようになったからだろう。かっちゃんは抱き締めて満足できなかったのか私を持ち上げてそのままベッドに寝かせ再び私を抱き枕のように抱き締めた。

「う」

「吐きそうなら言え」

「だ、大丈夫」

「…」
ジトッとかっちゃんが私の目を見た。実際の所は人に何かをされることが苦手は苦手であるが前のように拒絶反応が出ることはなかった。目を合わすことが恥ずかしくなり目を反らした。かっちゃんはネックレスを少しずらして首に顔を近付け、それと同時にチクっとした痛みが襲った。


「かっちゃん?何してるの?」

「マーキング」
マーキングつまりはキスマークを付けられたのだ。その上から舐められゾクゾクと体がした。

「…擽ったい、ひ、」

「こっち向けやオラ」

「、かっちゃん」

「あたり…好「ちょっと待ったぁああ!!!!」

「…んだよ!またてめぇか!!」

「あたる」
ものすごい音がしたかと思えばわが弟あたるが勢いよく部屋に入ってきた。

「俺のあたりちゃんに何してやがるんだよ!!これ以上は許しません!!」

「俺んだ!!!爆破するぞ」

「やだね…やだな服はだけてるじゃないか。駄目だよ男は皆狼さ。あたりちゃん」
そう言ってあたるは私の手を握り締めた。うっ

「うっぷ、ちょっと待って死にそう」
今日わかったことがある。かっちゃん以外はまだ吐き気が出るみたいだ。

「ええぇ!!」

「ハッ!ざまぁみろや弟!!」

「くそ!息の根を止めてやる!!」

「やってみろやぁ!」
君たちやめてね。ここ私の部屋ね。




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