世界最凶最悪と謳われる刑務所、ブループリズン
世界中から、更生が限りなく困難な囚人達が集められた場所。死刑が待ち受ける者も数多く存在し、辛うじて死刑は免れたものの、二度と塀の外に出る事は出来ない人間ばかり。
セキュリティは万全で、万が一脱獄を試みた囚人が数々の警備を潜り抜けたとしても、そこには死しか待ち受けていない。
それに加え、頭の中がまともな人間は一人も居ないこの場所。刑務所内の治安も最悪で、囚人同士の喧嘩や乱闘は日常茶飯事、それによって一人も死なない日は無いに等しい。
そんなブループリズンで、トップシークレットで収監されている囚人が八人居る。
それぞれ犯した罪は異なるものの揃いも揃って知能指数が異常に高く、言葉だけで看守や他の囚人を操る事などこの八人には朝飯前。
トップシークレットの一人、望月儚は、あくびをしながら食堂に入ってきた。
目の前で大男達が騒ぎを起こしていて、ナイフやフォークが飛び交うのを目もくれずにある一人の男の元へ向かう。
『おーみ』
「おい、お前普通に来んなって何回言ったら分んだよ」
『そんなに知らないふりしたいなら無視すれば良いじゃん』
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