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そっと重なった唇、こころの舌が私の唇をなぞるように這って、それだけでびりびりするような気持ちよさを感じる。

こころはいつだって、ひたすらに優しく私を抱いてくれた。
あんなに怖かったこの行為が、こころとなら安心感に満たされるものに変わる事が嬉しかった。

だけど、どんなに優しくて私を大事にしてくれているこころでも、男の子な訳で。
私を伺いながら私のペース第一に進めてくれる行為に、きっと満足はしていないだろうと思っていた。
そして、私は彼に心も身体も明け渡していて、こころになら何をされても構わないという感情に襲われるようになった。

こころの好きにしてほしい、こころが望むことを受け止めたい、もっと好きになってほしい。
大好きな彼に、思考や感情を支配して溶かしてほしいと思った。

唇を離して、首筋から鎖骨にかけて舌が這う感覚に耐えるように目を瞑っていると、不意にこころが鎖骨に甘く噛み付いて思わず声が漏れた。



『っあ…!んぅ…』


「…ねえユリさん、もしかして、噛まれるの好きですか?」



顔を上げてそう言ったこころにはっとする。
さっきもそうだった。首筋を喰まれて、初めての感覚にびっくりしたのもあるけど、同時に身体に電流が走るような、そんな感じがした。



『わ、かんない…けど、なんか、ぞくぞくする…』


「は、可愛い。まじでずるいです。」



そう言って笑ったこころは、年下なんて思えないくらいに大人っぽい顔をしていて、胸の奥が掴まれた。

首筋、鎖骨、胸元、肋、括れ、太ももの裏側まで。
身体を撫でながら同じように喰まれて、どうにも声が抑えられなくて恥ずかしくて堪らない。

手の甲を口に当てると、その手を押さえ付けられる。



「なんで抑えるの」


『だってこんなの、なんか、恥ずかしいよ…』


「可愛いから、聞かせてください」



私のおでこにちゅっと唇を落として、それから抱き起こされる。
先にTシャツを脱いで雑に放り投げたこころ。
ただでさえ引き締まっていた体はここ最近また鍛え上げられていて、ぱっと目を逸らすとまた笑われる。



「そろそろ見慣れてくださいよ」


『む、無理、』



綺麗な顔に綺麗な体を見て、視覚だけで甘い感覚になるなんて知らなかった。

背中に腕を回してブラのホックを取られて、はらりと取り払われる。
こころの視線に耐えられなくなって腕で隠そうとするとまたそれを制止されてそのままそっと押し倒される。



「俺も見慣れないけど、こんな綺麗な身体」


『っは、ぅ…あぁっ』



ひとりごとのように呟いて、片方の頂を口に含まれる。柔らかくて暖かい舌に転がされて、時折歯が掠めると背中が震える。

こころの手が括れからお臍をなぞってショーツの中に入ってきて、いつもより大分性急なそれに少し驚くのと同時にとても昂る。



「やば、」


『や、言わないで…っ』



普段よりずっと短い時間なのに、普段よりも濡れているのが自分でも分かって、恥ずかしくて泣きそうになった。



「ねえ、ほんと可愛すぎ」


『っあ…!ぁ、はぁっあぁ…』



こころの長い指が躊躇なく入ってきて、あやすように中を擦られる。
身体が熱くて熱くて、疼いて仕方がない。



『あぁっ、ん、んぅ、こころ、』


「足りない?」



もっと触れてほしくて小さく頷くと、瞬きと同時に涙が溢れた。



「泣かないでユリさん」


『こころ…っ、』


「うん、」


『もっとしてほし、のにっ…、はずかし、』



話している間至る所を甘噛みされながら指が増やされて、ぐっと息が詰まる。



『ん、っぁ…っ、あぁ、ん』






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