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 部屋に響く時計の音。エドワードはその音で自分がいかに集中していたのか思い知る。 アル、と弟の名前を呼ぶが返事は無い。次いで名前の名前を呼ぶ。すると奥の方から彼女の返事が聞こえた。エドワードは立ち上がり、名前の方へ向かおうとした。
 その瞬間犬のアレキサンダーがエドワードに襲い掛かり、エドワードの悲鳴が室内に響いた。


「あ、兄さん」
「『あ、兄さん』じゃねーよ!!資料も探さねーで何やってんだ!!」
「いやぁ、ニーナが遊んでほしそうだったから」
「なごむなヨ!!」


 エドワードの悲鳴を聞き、アルフォンスがニーナを肩車しながら現れた。


「何をされているのですか君らは」


 本棚の陰から名前はじゃれあそぶ3人に呆れつつ、問いかけながら現れた。その手には万年筆と一枚の紙が握られていた。


「そういう少佐は何してんだよ」
「そうですね・・・手紙を少し」
「手紙?」
「ええ、旧友に。こちらに戻ってきたことを伝えなくてはと」


 エドワードはふーんと言いながら。名前が手紙のほかに何か手帳を持っていることに気がついた。


「それ、錬金術書か?」
「違いますけど・・・まあ、それに準ずるものではあります」


 少し表紙がよれた皮の手帳。名前の手より少し大きく使い込まれているのがわかる。 ただ、少し他の手帳と比べ厚みがないとエドワードは感じた。


「何か成果はありましたか?」
「いーや・・・少佐は?」
「私の興味を唆るものは今のところ・・・」


 ニーナは何を話しているのか分からないといったように、アルフォンスに遊ぼうよと声をかけた。その瞬間、アレキサンダーがエドワードの顔を舐め始めた。


「アレキサンダーもお兄ちゃんと遊んでほしいって!」
「ふっ・・・・この俺に遊んでほしいとはいい度胸だ・・・・獅子はウサギを狩るのも全力を尽くすと言う・・・・このエドワード・エルリックが全身全霊で相手してくれるわ、犬畜生めッッ!!!」


 エドワードはそう言いアレキサンダーに襲い掛かった。その様子を見てアルフォンスと名前心の中でエドワードが子供だと思った。


 
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