私の服を脱がせると、覆いかぶさってまたキスをくれる黎弥くん。
肌と肌が触れ合って凄く心地がいい。
黎弥くんの手が脇腹からスッと上に上がって、露わになった胸に触れ、先端を指先で擦るようにするから、思わず声が漏れる。
「ンン…」
吐息と共に漏れる声は、黎弥くんに塞がれたまま。
黎弥くんの唇が離れ、そのまま首筋を舌でツーッとなぞるから、ゾクゾクっとして…――――「ああぁッ」声なんて我慢できない。
一人暮らしの黎弥くんの部屋は、当然ながら壁はあまり厚くない。
だから、いつもこうして抱かれる時は違う意味でハラハラする。
住んでるのは黎弥くんだから私は恥ずかしい思いはしないけど、家に来た時にもし隣の人とかにあったらと思うと、ホテルの時みたいに気にしない訳にはいかない。
自分の手の甲で口許を抑えて我慢する。
だけど、黎弥くんはおかまいなしに…私の胸元に唇を這わせ、主張している先端を口に含んだ。
「ああッ、ん…」
「声、可愛い」
含んだまま喋るから、空気が当たってまた気持ちいい。
黎弥くんの舌が先端を舐めたり、唇で挟むようにしたりして…ジワジワと上り詰めてくる快感に身を捩った。
片方を手で揉みながら、もう片方の手は太ももへと動いていく。
内ももを撫でるように触るから、また、抑えられない声が部屋に響いた。
「ゆき乃ちゃん、感じてくれてんだね…すっげえ濡れてる」
そんなあからさまな言葉を、黎弥くんが私の潤ったそこに指を這わせていうからカァッと顔も身体も熱くなる。
S気があって私を辱めようとか思ってるわけじゃなくて、黎弥くんは素直に言葉にしてるだけで…その言葉は私にまた違った疼きを与える。
「黎弥くん、気持ちいいッ…」
「痛くない?」
「うん…もっとぉ…」
「ゆき乃ちゃんずりぃわ〜」
ニッと笑う黎弥くんは嬉しそうで、笑顔を私に向けた後、内ももにキスを落としながらジンとしてるそこへ顔を近づけた。
指とは違う快感に声が漏れて身体がのけ反る。
緩急をつけて動く黎弥くんの舌と手に、声なんて我慢できない。