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驚きながらも、本当は気がついていた。

いつからか彼は、近所のお姉さんとしてではなく一人の女性として聖良をみるようになっていたこと。

そして、自分の気持ちにも。

ゆっくりと瞬きをして、聖良も覚悟を決めた。

「私も、ブン太くんが好きだよ。」

「マ、マジで…?

いや、弟として…とかそういうのはもうなしだかんな。」

「うん。」

言ってから急に恥ずかしくなってきて、頬が熱くなるのを感じた聖良は俯いた。

「むしろそうしてって言われても、無理かも…。」

「何それ、はっず…。」

丸井はそっぽを向いてしまったが、髪の間から覗く耳が紅く染まっていた。

少しの間の沈黙を破るように、丸井は立ち上がって言った。

「とにかく!

付き合うからには、年下だから頼りねえなんて絶対言わせねえからな。

背はまだ低いけど…。必ず、お前の隣に相応しい男になってやる。」

聖良は微笑んだ。

「わかった。楽しみにしてるね。」

「おうよ。

天才的な俺の成長、ばっちり見てろよな。」

丸井は照れ臭そうに鼻の下を指で擦った。

彼の笑顔はまだあどけないが、どんどん大人になっていくのだろう。

これからは近所のお姉さんではなく、彼女として彼の隣に居ることになる。

そう意識すると、聖良はまた顔が熱くなるのを感じた。