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「靖友って中学の時どんなだったの?」

休み時間、隣で何か食べている新開に話しかけられた。後ろをチラッと見れば、荒北は机でスヤスヤ寝ているようだ。

「今とあまり変わらないんじゃないかな。授業中はよく寝てたし、口は悪いしめんどくさそうにする癖に面倒見はよくて、文句を言いながらも優しいし、話をよく聞いてくれるし、困った時には助けてくれるし、笑った顔がほんっとかわいいよね!……。」

しまったと思いながら新開を見るとニヤニヤとした顔をしていた。

「そっか、かわいいか。おめさんにはそう見えてんだな。」

余計な事まで言ってしまった恥ずかしさに、名前は手で顔を覆った。

「あの…荒北くんには内緒で…。」
「ははっ、そりゃ難しいなぁ。」

新開の目線が荒北を向いている。名前もそっと荒北を見ると、相変わらず机に伏せているので顔は見えないが髪の間から覗く耳が真っ赤だ。

「靖友、耳赤いの見えてるぞ。」

と新開が言うと、ガタンと椅子から立ち上がりキッと新開を睨み

「恥ずかしい事言ってんじゃねーヨ!」

と吠えて教室から出て行ってしまった。

「えー、俺が言ったんじゃないのになぁーあははっ」

と新開は笑い、名前は起きてたのかと肩を落とした。




2019.12.30


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